Oracle 11G 問題1 / 30 REF:1Z0-052.16305
解説:
セグメントは、論理データベース構造の一部であり、表領域に含まれます。Oracleデータベースには、論理構造と物理構造があります。データベースの論理構造は、データベースの物理構造がどのように使われるかを決定します。論理構造は階層状になっており、データ・ブロック、エクステント、セグメント、スキーマ・オブジェクト、表領域が含まれます。Oracleデータベースは表領域のグループです。表領域には、1つ、または複数のセグメントが含まれます。セグメントには様々なサイズがあります。セグメントはエクステントの集合により構成されています。さらに、エクステントはOracleデータ・ブロックと呼ばれる論理ブロックで構成されています。データ・ブロックは、読み書き操作の最小単位です。
データベースという選択肢は不正解です。データベースは、論理構造と物理構造の両方に当てはまります。データベースには1つ、または複数の表領域が含まれますが、表領域にはデータベースは含まれません。
データファイルという選択肢は不正解です。データファイルは、Oracleデータベースの物理構造の一部です。物理構造には、データファイル、制御ファイル、redoログ・ファイルが含まれます。
オペレーティング・システム・ブロックという選択肢は不正解です。データベースの物理構造を構成しているファイルは、オペレーティング・システム・ブロックから成るため、論理データベース構造の一部ではありません。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第1章:Oracle Databaseアーキテクチャの確認 – 論理データベース構造および物理データベース構造
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要 11gリリース1(11.1)
E05765-02
データ・ブロック、エクステントおよびセグメント
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/logical.htm#i8531
3. Oracle Database 概要 11gリリース1(11.1)
E05765-02
表領域、データファイルおよび制御ファイル
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/physical.htm#i5919
次のうち、論理データベース構造の一部であり、表領域に含まれるのはどれですか?
解説:
セグメントは、論理データベース構造の一部であり、表領域に含まれます。Oracleデータベースには、論理構造と物理構造があります。データベースの論理構造は、データベースの物理構造がどのように使われるかを決定します。論理構造は階層状になっており、データ・ブロック、エクステント、セグメント、スキーマ・オブジェクト、表領域が含まれます。Oracleデータベースは表領域のグループです。表領域には、1つ、または複数のセグメントが含まれます。セグメントには様々なサイズがあります。セグメントはエクステントの集合により構成されています。さらに、エクステントはOracleデータ・ブロックと呼ばれる論理ブロックで構成されています。データ・ブロックは、読み書き操作の最小単位です。
データベースという選択肢は不正解です。データベースは、論理構造と物理構造の両方に当てはまります。データベースには1つ、または複数の表領域が含まれますが、表領域にはデータベースは含まれません。
データファイルという選択肢は不正解です。データファイルは、Oracleデータベースの物理構造の一部です。物理構造には、データファイル、制御ファイル、redoログ・ファイルが含まれます。
オペレーティング・システム・ブロックという選択肢は不正解です。データベースの物理構造を構成しているファイルは、オペレーティング・システム・ブロックから成るため、論理データベース構造の一部ではありません。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第1章:Oracle Databaseアーキテクチャの確認 – 論理データベース構造および物理データベース構造
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要 11gリリース1(11.1)
E05765-02
データ・ブロック、エクステントおよびセグメント
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/logical.htm#i8531
3. Oracle Database 概要 11gリリース1(11.1)
E05765-02
表領域、データファイルおよび制御ファイル
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/physical.htm#i5919
Oracle 11G 問題2 / 30 REF:1Z0-052.16311
解説:
[インベントリ・ディレクトリと資格証明を指定する] 画面における設定で正しいのは、以下の文章です。
" 指定されたインベントリ・ディレクトリには、インストールされている各 Oracle 製品のインストール・ファイルが含まれる。 " スーパー・ユーザーとしてインストールを実行している場合は、オペレーティング・システム・グループ名を省略する。 [インベントリ・ディレクトリと資格証明を指定する] 画面では、インベントリ・ディレクトリを指定します。この画面は、Oracle製品を初めてインストールするときにのみ表示されます。インベントリ・ディレクトリには、インストールされた各Oracle製品のサブディレクトリが含まれます。各サブディレクトリには、該当する製品向けのインストール・ファイルが含まれます。また、この画面にはオペレーティング・システム・グループを指定するオプションもあります。スーパー・ユーザーとしてインストールを実行している場合、このオプションは省略すべきですが、これを指定すると、指定したオペレーティング・システム・グループにはインベントリ・ディレクトリを書き込むための適切な許可が必要となります。
指定されたインベントリ・ディレクトリが空でなければ、インストールを正常に行うことはできない、という選択肢は不正解です。インベントリ・ディレクトリを空にする必要はありません。
インベントリ・ディレクトリを指定した場合は、オペレーティング・システム・グループの値を指定する必要がある、およびインベントリ・ディレクトリと、オペレーティング・システム・グループの両方の値を指定しなければ、インストールを正常に行うことができない、という選択肢はいずれも不正解です。スーパー・ユーザーとしてインストールを実行している場合 (root など)、オペレーティング・システム・グループを省略します。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第2章:データベース環境の準備 – OracleソフトウェアのインストールD50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseインストレーション・ガイド 11gリリース1 (11.1) for Solaris Operating System
部品番号 B32068-01
Oracle Databaseのインストール – Oracle Databaseソフトウェアのインストール
http://download.oracle.com/docs/cd/B28359_01/install.111/b32068/inst_task.htm#BABJGGJH
3. Oracle Databaseインストレーション・ガイド 11gリリース1 (11.1) for Solaris Operating System
部品番号 B32068-01
インストール前の作業
http://download.oracle.com/docs/cd/B28359_01/install.111/b32068/pre_install.htm#CIHGCBBA
あなたは、Oracle
Universal Installer (OUI) を使用してOracle
Database 11gをインストールしています。[インベントリ・ディレクトリと資格証明の指定] 画面で、インベントリ・ディレクトリとオペレーティング・システム・グループ名を尋ねられました。
この画面上の設定で、正しいのは次のうちどれですか?(2つ選択してください。)
この画面上の設定で、正しいのは次のうちどれですか?(2つ選択してください。)
解説:
[インベントリ・ディレクトリと資格証明を指定する] 画面における設定で正しいのは、以下の文章です。
" 指定されたインベントリ・ディレクトリには、インストールされている各 Oracle 製品のインストール・ファイルが含まれる。 " スーパー・ユーザーとしてインストールを実行している場合は、オペレーティング・システム・グループ名を省略する。 [インベントリ・ディレクトリと資格証明を指定する] 画面では、インベントリ・ディレクトリを指定します。この画面は、Oracle製品を初めてインストールするときにのみ表示されます。インベントリ・ディレクトリには、インストールされた各Oracle製品のサブディレクトリが含まれます。各サブディレクトリには、該当する製品向けのインストール・ファイルが含まれます。また、この画面にはオペレーティング・システム・グループを指定するオプションもあります。スーパー・ユーザーとしてインストールを実行している場合、このオプションは省略すべきですが、これを指定すると、指定したオペレーティング・システム・グループにはインベントリ・ディレクトリを書き込むための適切な許可が必要となります。
指定されたインベントリ・ディレクトリが空でなければ、インストールを正常に行うことはできない、という選択肢は不正解です。インベントリ・ディレクトリを空にする必要はありません。
インベントリ・ディレクトリを指定した場合は、オペレーティング・システム・グループの値を指定する必要がある、およびインベントリ・ディレクトリと、オペレーティング・システム・グループの両方の値を指定しなければ、インストールを正常に行うことができない、という選択肢はいずれも不正解です。スーパー・ユーザーとしてインストールを実行している場合 (root など)、オペレーティング・システム・グループを省略します。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第2章:データベース環境の準備 – OracleソフトウェアのインストールD50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseインストレーション・ガイド 11gリリース1 (11.1) for Solaris Operating System
部品番号 B32068-01
Oracle Databaseのインストール – Oracle Databaseソフトウェアのインストール
http://download.oracle.com/docs/cd/B28359_01/install.111/b32068/inst_task.htm#BABJGGJH
3. Oracle Databaseインストレーション・ガイド 11gリリース1 (11.1) for Solaris Operating System
部品番号 B32068-01
インストール前の作業
http://download.oracle.com/docs/cd/B28359_01/install.111/b32068/pre_install.htm#CIHGCBBA
Oracle 11G 問題3 / 30 REF:1Z0-052.16329
解説:
XML形式のアラート・ログ・ファイルは、/u01/app/oracle/diag/rdbms/kit/kit1/alertに格納されます。以前のOracle Databaseバージョンでは、アラート・ログは1つしかなく、テキスト・ファイルでした。Oracle 11gは、XML形式の別バーションのアラート・ログ・ファイルにも書き込みます。Oracle は、このファイルを使用することを推奨しています。それは、より構造化された形式になっているからです。Oracleの以前のバージョンでは、BACKGROUND_DUMP_DEST初期化パラメータを使って、アラート・ログ・ファイルの場所を特定していました。Oracle 11gは、自動診断リポジトリ (ARD) と呼ばれる、あらかじめ定義された構造を持つ診断データのリポジトリを新たに提供しています。BACKGROUND_DUMP_DESTパラメータ、USER_DUMP_DESTパラメータ、およびCORE_DUMP_DESTパラメータは、もう使われていません。Oracle 11gでは、DIAGNOSTIC_DEST初期化パラメータを使ってADRのルート・ディレクトリを指定します。DIAGNOSTIC_DEST初期化パラメータのデフォルト値は、$ORACLE_BASE環境変数の値に基づいています。変数が設定されると、この値は$ORACLE_BASEと同じ値に戻り、変数が設定されない場合は$ORACLE_BASEに戻ります。
ADRのルート・ディレクトリは、各データベース・インスタンスに対してADRホームと呼ばれるディレクトリ構造を提供します。この構造には、このインスタンスのための診断データが含まれます。ADRルート・ディレクトリの下では、各ADRホームが /diag/rdbms// という形式で名前を持ちます。たとえば、データベース名がprodで、インスタンス名がprod1の場合、ADRホームは/diag/rdbms/prod/prod1となります。各ADRホームには、特定タイプの診断ファイルを含むサブディレクトリが含まれます。以下のリストは、各ADRホーム内の一般的なサブディレクトリと、そこに含まれる内容の概要です。
" trace – バックグラウンド・プロセス、ユーザー・プロセスのトレース・ファイル、およびテキスト形式のアラート・ログ・ファイルが含まれます。
" alert – XML形式のアラート・ログ・ファイルが含まれます。
" incident – インシデント・ダンプ・ファイルが含まれます。
" cdump – コア・ダンプ・ファイルが含まれます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第4章:Oracleインスタンスの管理 – アラート履歴の表示
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス 11g リリース1(11.1)
E05771-02
DIAGNOSTIC_DEST
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/initparams.htm#83066
あなたは DIAGNOSTIC_DESTパラメータの値を指定せず、$ORACLE_BASE環境変数は /u01/app/oracleに設定しています。 あなたのデータベース名はkitで、最初のSIDはkit1です。
XML形式のアラート・ログ・ファイルは、どこに格納されていますか?
XML形式のアラート・ログ・ファイルは、どこに格納されていますか?
解説:
XML形式のアラート・ログ・ファイルは、/u01/app/oracle/diag/rdbms/kit/kit1/alertに格納されます。以前のOracle Databaseバージョンでは、アラート・ログは1つしかなく、テキスト・ファイルでした。Oracle 11gは、XML形式の別バーションのアラート・ログ・ファイルにも書き込みます。Oracle は、このファイルを使用することを推奨しています。それは、より構造化された形式になっているからです。Oracleの以前のバージョンでは、BACKGROUND_DUMP_DEST初期化パラメータを使って、アラート・ログ・ファイルの場所を特定していました。Oracle 11gは、自動診断リポジトリ (ARD) と呼ばれる、あらかじめ定義された構造を持つ診断データのリポジトリを新たに提供しています。BACKGROUND_DUMP_DESTパラメータ、USER_DUMP_DESTパラメータ、およびCORE_DUMP_DESTパラメータは、もう使われていません。Oracle 11gでは、DIAGNOSTIC_DEST初期化パラメータを使ってADRのルート・ディレクトリを指定します。DIAGNOSTIC_DEST初期化パラメータのデフォルト値は、$ORACLE_BASE環境変数の値に基づいています。変数が設定されると、この値は$ORACLE_BASEと同じ値に戻り、変数が設定されない場合は$ORACLE_BASEに戻ります。
ADRのルート・ディレクトリは、各データベース・インスタンスに対してADRホームと呼ばれるディレクトリ構造を提供します。この構造には、このインスタンスのための診断データが含まれます。ADRルート・ディレクトリの下では、各ADRホームが /diag/rdbms/
" trace – バックグラウンド・プロセス、ユーザー・プロセスのトレース・ファイル、およびテキスト形式のアラート・ログ・ファイルが含まれます。
" alert – XML形式のアラート・ログ・ファイルが含まれます。
" incident – インシデント・ダンプ・ファイルが含まれます。
" cdump – コア・ダンプ・ファイルが含まれます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第4章:Oracleインスタンスの管理 – アラート履歴の表示
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス 11g リリース1(11.1)
E05771-02
DIAGNOSTIC_DEST
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/initparams.htm#83066
Oracle 11G 問題4 / 30 REF:1Z0-052.16337
解説:
ハンドラ・セクションのハンドラのステータスがBLOCKEDの場合、このサービス・ハンドラは新しい接続を受け入れることができない、が正解です。また、ハンドラ・セクションで、最大値はサービスが扱うことのできるクライアント接続の最大数を表している、というのも正解です。
SERVICESコマンドは、各リスナーで登録されたサービスおよびインスタンスに関する情報を表示します。また、クライアント接続を処理している各サービス・ハンドラに関する情報も表示します。各サービスについては、サービスおよびインスタンスの出力セクションで、サービス名、サービスにかかわるインスタンス、サービスのステータスが表示されます。ステータスは以下のいずれかになります。
" READY:インスタンスがクライアント接続を受け入れられることを意味します。
" BLOCKED:インスタンスがクライアント接続を受け入れられないことを意味します。
" UNKNOWN:このステータスは不明です。これは、listener.oraファイルを使って静的に登録されていることを意味します。
" RESTRICTED:これは制約のあるモードですので、現在インスタンスは、クライアント接続を受け入れることはできません。
" READY/SECONDARY:Oracle RAC構成のセカンダリ・インスタンスは、現在クライアント接続受け入れられます。
各サービス・ハンドラについて、ハンドラ・セクション出力にはサービスのハンドラ名とサービス・ハンドラに関する情報が含まれます。サービス・ハンドラが専用のサーバー環境にある場合、サービス・ハンドラの名前にはDEDICATEDの値が含まれます。表示されるその他の情報には、サービス・ハンドラが処理したクライアント接続の合計数、現在処理されている接続数、処理された接続の最大数、拒否された接続の合計数、およびハンドラが新しい接続を受け入れけられた、または受け入れられなかったことを示す状態が含まれます。
サービスおよびインスタンスのセクションのステータスがREADYの場合、インスタンスは静的に登録される、という選択肢は不正解です。READYのステータスは、インスタンスが静的に登録されたか、動的に登録されたかを示すものではありません。READYのステータスは、クライアント接続が受け入れられたことを示します。UNKNOWNのステータスは、インスタンスがlistener.oraファイルで動的ではなく、静的に登録されたことを意味します。
ハンドラ・セクションで確立された値は、このサービス・ハンドラに扱われているクライアント接続の現在の数を提供している、という選択肢は不正解です。確立された値は、サービス・ハンドラが処理したクライアント接続の合計数を示しています。現在の値は、サービス・ハンドラが現在処理しているクライアント接続の数を示しています。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第5章:Oracleネットワーク環境の構成 – データベース・サービスの登録
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database Net Servicesリファレンス 11g リリース1(11.1)
E05726-01
リスナー制御ユーティリティ – リスナー制御ユーティリティのコマンド – SERVICES
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/network.111/E05726-01/lsnrctl.htm#CIHJHDDF
3. Oracle Database Net Services管理者ガイド 11g リリース1(11.1)
部品番号 B28316-01
Oracle Net Listenerの構成と管理 – リスナー管理 – リスナーのサービスの監視
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/network.111/E05725-03/listenercfg.htm#i486814
lsnrctlSERVICESコマンドを実行し、その出力を表示しました。
このコマンドによる出力の意味を正しく述べているのは、次のうちどの文章ですか?(2つ選択してください。)
このコマンドによる出力の意味を正しく述べているのは、次のうちどの文章ですか?(2つ選択してください。)
解説:
ハンドラ・セクションのハンドラのステータスがBLOCKEDの場合、このサービス・ハンドラは新しい接続を受け入れることができない、が正解です。また、ハンドラ・セクションで、最大値はサービスが扱うことのできるクライアント接続の最大数を表している、というのも正解です。
SERVICESコマンドは、各リスナーで登録されたサービスおよびインスタンスに関する情報を表示します。また、クライアント接続を処理している各サービス・ハンドラに関する情報も表示します。各サービスについては、サービスおよびインスタンスの出力セクションで、サービス名、サービスにかかわるインスタンス、サービスのステータスが表示されます。ステータスは以下のいずれかになります。
" READY:インスタンスがクライアント接続を受け入れられることを意味します。
" BLOCKED:インスタンスがクライアント接続を受け入れられないことを意味します。
" UNKNOWN:このステータスは不明です。これは、listener.oraファイルを使って静的に登録されていることを意味します。
" RESTRICTED:これは制約のあるモードですので、現在インスタンスは、クライアント接続を受け入れることはできません。
" READY/SECONDARY:Oracle RAC構成のセカンダリ・インスタンスは、現在クライアント接続受け入れられます。
各サービス・ハンドラについて、ハンドラ・セクション出力にはサービスのハンドラ名とサービス・ハンドラに関する情報が含まれます。サービス・ハンドラが専用のサーバー環境にある場合、サービス・ハンドラの名前にはDEDICATEDの値が含まれます。表示されるその他の情報には、サービス・ハンドラが処理したクライアント接続の合計数、現在処理されている接続数、処理された接続の最大数、拒否された接続の合計数、およびハンドラが新しい接続を受け入れけられた、または受け入れられなかったことを示す状態が含まれます。
サービスおよびインスタンスのセクションのステータスがREADYの場合、インスタンスは静的に登録される、という選択肢は不正解です。READYのステータスは、インスタンスが静的に登録されたか、動的に登録されたかを示すものではありません。READYのステータスは、クライアント接続が受け入れられたことを示します。UNKNOWNのステータスは、インスタンスがlistener.oraファイルで動的ではなく、静的に登録されたことを意味します。
ハンドラ・セクションで確立された値は、このサービス・ハンドラに扱われているクライアント接続の現在の数を提供している、という選択肢は不正解です。確立された値は、サービス・ハンドラが処理したクライアント接続の合計数を示しています。現在の値は、サービス・ハンドラが現在処理しているクライアント接続の数を示しています。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第5章:Oracleネットワーク環境の構成 – データベース・サービスの登録
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database Net Servicesリファレンス 11g リリース1(11.1)
E05726-01
リスナー制御ユーティリティ – リスナー制御ユーティリティのコマンド – SERVICES
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/network.111/E05726-01/lsnrctl.htm#CIHJHDDF
3. Oracle Database Net Services管理者ガイド 11g リリース1(11.1)
部品番号 B28316-01
Oracle Net Listenerの構成と管理 – リスナー管理 – リスナーのサービスの監視
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/network.111/E05725-03/listenercfg.htm#i486814
Oracle 11G 問題5 / 30 REF:1Z0-052.16349
解説:
データベースでローカル管理表領域を使用している場合、データベースでは以下の状況は起こり得ません。
" SYSTEM表領域における競合 – ローカル管理表領域では、データ・ディクショナリ表の繰り返しの操作は最小化されます。このため、SYSTEM表領域における競合は削減されます。
" データ・ディクショナリによる空き領域エクステントの管理 – ローカル管理表領域では、空き領域エクステントはビットマップにより管理されるため、データ・ディクショナリでは管理されません。
" これらの表領域でセグメントを作成する際、デフォルトの記憶域パラメータを指定する必要がある – ローカル管理表領域では、オブジェクト作成時に記憶域パラメータを指定する必要はありません。これは、セグメントに対する領域がビットマップを使って管理されているためです。
ビットマップを使用した、エクステントの割り当ておよび割り当て解除、という選択肢は不正解です。ローカル管理表領域では、エクステントの割り当ておよび割り当て解除はビットマップを使用して行われます。
データベースのデフォルト一時表領域における競合、という選択肢は不正解です。ローカル管理表領域は、一時表領域における競合を減少させることはできません。デフォルトの一時表領域における競合は、表領域における領域不足があり、ユーザーによるトランザクションが使用可能な領域を待つ場合に起こります。一時表領域の競合を防ぐには、表領域により多くの容量を割り当てるか、または表領域に格納される一時データの生成量を減らすよう、アプリケーションに変更を加える必要があります。表領域により多くの容量を割り当てるには、表領域にデータファイルを追加するか、表領域内の1つ、または複数のデータファイルのサイズを拡張するか、または表領域の既存のデータファイルに対しAUTOEXTENDオプションをONにします。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第6章:データベース記憶域構造の管理 – ローカル管理表領域の記憶域
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 管理者ガイド 11gリリース1(11.1)
部品番号 B28310-04
表領域の作成 – ローカル管理表領域
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05760-03/tspaces.htm#364833
あなたは、データベースのローカル管理表領域を使用しています。以下のうち、あなたのデータベースで起こり得ない状況はどれですか?(3つ選択してください。)
解説:
データベースでローカル管理表領域を使用している場合、データベースでは以下の状況は起こり得ません。
" SYSTEM表領域における競合 – ローカル管理表領域では、データ・ディクショナリ表の繰り返しの操作は最小化されます。このため、SYSTEM表領域における競合は削減されます。
" データ・ディクショナリによる空き領域エクステントの管理 – ローカル管理表領域では、空き領域エクステントはビットマップにより管理されるため、データ・ディクショナリでは管理されません。
" これらの表領域でセグメントを作成する際、デフォルトの記憶域パラメータを指定する必要がある – ローカル管理表領域では、オブジェクト作成時に記憶域パラメータを指定する必要はありません。これは、セグメントに対する領域がビットマップを使って管理されているためです。
ビットマップを使用した、エクステントの割り当ておよび割り当て解除、という選択肢は不正解です。ローカル管理表領域では、エクステントの割り当ておよび割り当て解除はビットマップを使用して行われます。
データベースのデフォルト一時表領域における競合、という選択肢は不正解です。ローカル管理表領域は、一時表領域における競合を減少させることはできません。デフォルトの一時表領域における競合は、表領域における領域不足があり、ユーザーによるトランザクションが使用可能な領域を待つ場合に起こります。一時表領域の競合を防ぐには、表領域により多くの容量を割り当てるか、または表領域に格納される一時データの生成量を減らすよう、アプリケーションに変更を加える必要があります。表領域により多くの容量を割り当てるには、表領域にデータファイルを追加するか、表領域内の1つ、または複数のデータファイルのサイズを拡張するか、または表領域の既存のデータファイルに対しAUTOEXTENDオプションをONにします。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第6章:データベース記憶域構造の管理 – ローカル管理表領域の記憶域
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 管理者ガイド 11gリリース1(11.1)
部品番号 B28310-04
表領域の作成 – ローカル管理表領域
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05760-03/tspaces.htm#364833
Oracle 11G 問題6 / 30 REF:1Z0-052.16350
解説:
USERS表領域の空き領域はビットマップにより記録されます。これは、ローカル・エクステント管理を有効にするためにEXTENT MANAGEMENT LOCAL句を使用したためです。表領域における空き領域は、ビットマップで記録されます。所定のCREATE TABLESPACE文を使用すると、表領域に含まれるすべてのエクステントは同じサイズになります。これは、UNIFORM SIZE 500K句を使用したためです。すべてのエクステントのサイズは500Kになります。表領域がいっぱいになると、表領域のデータファイルは自動的に増えます。これは、表領域作成時にAUTOEXTEND ON句を使用したためです。この句を使うと、表領域がいっぱいになった時点でデータファイルが自動拡張されます。
USERS表領域はBIGFILE表領域である、という選択肢は不正解です。ここで提示した文は、smallfile表領域タイプであるローカル管理表領域を作成します。これは、この表領域を作成する際に、BIGFILE句が指定されなかったことに原因しています。この句が指定されない場合、BIGFILEまたはsmallfile表領域はデータベースで定義されたデフォルトの表領域タイプに基づいて作成されます。
USERS表領域は1つのデータファイルしか含むことができない、という選択肢は不正解です。表領域は複数のデータファイルを保持することができます。表領域を作成する際、デフォルトの表領域は複数のデータファイルを含めることのできるsmallfile表領域となっています。BIGFILE句が指定されていた場合、表領域は1つのデータファイルのみ保持することができます。
USERS表領域内において、データファイルが拡張可能な最大サイズは2MBである、という選択肢は不正解です。データファイルが拡張可能な上限サイズは、この文では指定されていません。上限サイズはAUTOEXTEND句の中に含まれるMAXSIZE句によって指定されます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第6章:データベース記憶領域構造の管理 – 新しい表領域の作成
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第6章:データベース記憶域構造の管理 – ローカル管理表領域の記憶域
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
3. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
CREATE TABLESPACE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-03/statements_7.htm#33395
あなたは以下の文を発行し、PRODデータベースにUSERS表領域を作成しました。
USERS表領域について、正しいのは次のうちどの文章ですか?(該当するものすべてを選択してください。)
SQL> CREATE TABLESPACE USERS DATAFILE 'D:\USERS1.DBF' SIZE 2M AUTOEXTEND ON EXTENT MANAGEMENT LOCAL UNIFORM SIZE 500K SEGMENT SPACE MANAGEMENT AUTO; |
USERS表領域について、正しいのは次のうちどの文章ですか?(該当するものすべてを選択してください。)
解説:
USERS表領域の空き領域はビットマップにより記録されます。これは、ローカル・エクステント管理を有効にするためにEXTENT MANAGEMENT LOCAL句を使用したためです。表領域における空き領域は、ビットマップで記録されます。所定のCREATE TABLESPACE文を使用すると、表領域に含まれるすべてのエクステントは同じサイズになります。これは、UNIFORM SIZE 500K句を使用したためです。すべてのエクステントのサイズは500Kになります。表領域がいっぱいになると、表領域のデータファイルは自動的に増えます。これは、表領域作成時にAUTOEXTEND ON句を使用したためです。この句を使うと、表領域がいっぱいになった時点でデータファイルが自動拡張されます。
USERS表領域はBIGFILE表領域である、という選択肢は不正解です。ここで提示した文は、smallfile表領域タイプであるローカル管理表領域を作成します。これは、この表領域を作成する際に、BIGFILE句が指定されなかったことに原因しています。この句が指定されない場合、BIGFILEまたはsmallfile表領域はデータベースで定義されたデフォルトの表領域タイプに基づいて作成されます。
USERS表領域は1つのデータファイルしか含むことができない、という選択肢は不正解です。表領域は複数のデータファイルを保持することができます。表領域を作成する際、デフォルトの表領域は複数のデータファイルを含めることのできるsmallfile表領域となっています。BIGFILE句が指定されていた場合、表領域は1つのデータファイルのみ保持することができます。
USERS表領域内において、データファイルが拡張可能な最大サイズは2MBである、という選択肢は不正解です。データファイルが拡張可能な上限サイズは、この文では指定されていません。上限サイズはAUTOEXTEND句の中に含まれるMAXSIZE句によって指定されます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第6章:データベース記憶領域構造の管理 – 新しい表領域の作成
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第6章:データベース記憶域構造の管理 – ローカル管理表領域の記憶域
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
3. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
CREATE TABLESPACE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-03/statements_7.htm#33395
Oracle 11G 問題7 / 30 REF:1Z0-052.16351
解説:
このシナリオでは、BARRYはUSERS表領域に表を作成することはできません、そしてBARRYはDBAの介入がなければ自分のアカウントにアクセスできません。CREATE USERS文はBARRYというユーザーを作成し、彼にPASSWORDというパスワードを割り当てます。最初のログインに成功すると、PASSWORD EXPIRE句がパスワードを期限切れにするため、BARRYはパスワードを変更するよう指示を受けます。またユーザー・アカウント作成と同時に、ACCOUNT LOCK句がこのアカウントをロックするため、BARRYはDBAの介入がなければ自分のアカウントにアクセスすることができません。BARRYはUSER表領域で表を作成することはできません。なぜなら、BARRYはUSERS表領域において何も割り当てられていないためです。
BARRYはTEMP表領域における特権を持たない、という選択肢は不正解です。ユーザーが一時表領域を使用する際の割り当てサイズは、明確に定義する必要はありません。
BARRYに割り当てられたパスワードは期限切れにならない、という選択肢は不正解です。BARRYに割り当てられたパスワードは期限切れになります。このシナリオでは、PASSWORD EXPIRE句が、パスワードが期限切れになることを指定しています。最初のログインに成功すると、パスワードが期限切れになるため、BARRYはパスワードを変更するよう指示を受けます。
BARRYはUSERS表領域で表を作成することもできる、という選択肢は不正解です。BARRYはUSERS表領域において何も割り当てられません。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第7章:ユーザー・セキュリティの管理 – ユーザーの作成
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
CREATE USER
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_8.htm#14668
3. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
GRANT
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-03/statements_9.htm#25214
Johnは、Verigon社のデータベース管理者です。Johnは、ユーザーの作成という仕事を任されました。彼は以下の文を発行してBARRYというユーザーを作成し、
このユーザーに権限を付与しました。
BARRYというユーザーについて正しいのは、次のうちどの文章ですか?(該当するものすべてを選択してください。)
このユーザーに権限を付与しました。
SQL> CREATE USER BARRY IDENTIFIED BY PASSWORD DEFAULT TABLESPACE USERS TEMPORARY TABLESPACE TEMP QUOTA 2M ON PROD PASSWORD EXPIRE ACCOUNT LOCK; QL> GRANT CREATE SESSION, CREATE TABLE TO BARRY; |
BARRYというユーザーについて正しいのは、次のうちどの文章ですか?(該当するものすべてを選択してください。)
解説:
このシナリオでは、BARRYはUSERS表領域に表を作成することはできません、そしてBARRYはDBAの介入がなければ自分のアカウントにアクセスできません。CREATE USERS文はBARRYというユーザーを作成し、彼にPASSWORDというパスワードを割り当てます。最初のログインに成功すると、PASSWORD EXPIRE句がパスワードを期限切れにするため、BARRYはパスワードを変更するよう指示を受けます。またユーザー・アカウント作成と同時に、ACCOUNT LOCK句がこのアカウントをロックするため、BARRYはDBAの介入がなければ自分のアカウントにアクセスすることができません。BARRYはUSER表領域で表を作成することはできません。なぜなら、BARRYはUSERS表領域において何も割り当てられていないためです。
BARRYはTEMP表領域における特権を持たない、という選択肢は不正解です。ユーザーが一時表領域を使用する際の割り当てサイズは、明確に定義する必要はありません。
BARRYに割り当てられたパスワードは期限切れにならない、という選択肢は不正解です。BARRYに割り当てられたパスワードは期限切れになります。このシナリオでは、PASSWORD EXPIRE句が、パスワードが期限切れになることを指定しています。最初のログインに成功すると、パスワードが期限切れになるため、BARRYはパスワードを変更するよう指示を受けます。
BARRYはUSERS表領域で表を作成することもできる、という選択肢は不正解です。BARRYはUSERS表領域において何も割り当てられません。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第7章:ユーザー・セキュリティの管理 – ユーザーの作成
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
CREATE USER
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_8.htm#14668
3. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
GRANT
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-03/statements_9.htm#25214
Oracle 11G 問題8 / 30 REF:1Z0-052.16352
解説:
DBA_USERSディクショナリ・ビューは、ユーザーJOHNに割り当てられたデフォルトの表領域を表示します。このシナリオでは、CREATE USER文でDEFAULT TABLESPACE句が指定されていません。このため、このビューはユーザーJOHNに割り当てられたデフォルトの永続表領域の名前も判断することができます。このビューのDEFAULT_TABLESPACE列を問合せることで、ユーザーのデフォルトの表領域を判断できます。
DATABASE_PROPERTIESビューは、ユーザーに割り当てられたデフォルトの表領域を表示しません。ただしこのビューは、このシナリオでユーザーJOHNに割り当てられたデータベースのデフォルト永続表領域の名前を表示することができます。CREATE USERコマンドでユーザーが作成され、またDEFAULT TABLESPACE句が指定されていない場合、デフォルトの永続表領域はデフォルト表領域としてユーザーに割り当てられます。以下の問合せは、データベースのデフォルト永続表領域の名前を表示します。
DBA_DIRECTORIESディクショナリ・ビューは、ユーザーに割り当てられたデフォルトの永続表領域の名前を表示できません。このビューは、データベースで作成されたすべてのディレクトリ・オブジェクトを表示します。
DBA_TABLESPACESディクショナリ・ビューは、ユーザーに割り当てられたデフォルトの永続表領域を表示できません。このビューは、データベースにおいて、表領域の記憶域割り当てユニットとともに作成されたすべての表領域を表示します。
参考資料:
1. Oracle Databaseリファレンス 11g リリース1(11.1)
E05771-02
DBA_USERS
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/statviews_4.htm#126112
2. Oracle Databaseリファレンス 11g リリース1(11.1)
E05771-02
DATABASE_PROPERTIES
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/statviews_2.htm#120084
あなたは次のステートメントを実行しました。
JOHNというユーザーに割り当てられたデフォルトの永続表領域の名前を判断するには、次のうちどのビューを問合せれば良いですか?(2つ選択してください。)
SQL> CREATE USER john IDENTIFIED BY john; |
JOHNというユーザーに割り当てられたデフォルトの永続表領域の名前を判断するには、次のうちどのビューを問合せれば良いですか?(2つ選択してください。)
解説:
DBA_USERSディクショナリ・ビューは、ユーザーJOHNに割り当てられたデフォルトの表領域を表示します。このシナリオでは、CREATE USER文でDEFAULT TABLESPACE句が指定されていません。このため、このビューはユーザーJOHNに割り当てられたデフォルトの永続表領域の名前も判断することができます。このビューのDEFAULT_TABLESPACE列を問合せることで、ユーザーのデフォルトの表領域を判断できます。
DATABASE_PROPERTIESビューは、ユーザーに割り当てられたデフォルトの表領域を表示しません。ただしこのビューは、このシナリオでユーザーJOHNに割り当てられたデータベースのデフォルト永続表領域の名前を表示することができます。CREATE USERコマンドでユーザーが作成され、またDEFAULT TABLESPACE句が指定されていない場合、デフォルトの永続表領域はデフォルト表領域としてユーザーに割り当てられます。以下の問合せは、データベースのデフォルト永続表領域の名前を表示します。
SQL> SELECT property_name,property_value 2 FROM database_properties 3 WHERE property_name='DEFAULT_PERMANENT_TABLESPACE'; |
DBA_DIRECTORIESディクショナリ・ビューは、ユーザーに割り当てられたデフォルトの永続表領域の名前を表示できません。このビューは、データベースで作成されたすべてのディレクトリ・オブジェクトを表示します。
DBA_TABLESPACESディクショナリ・ビューは、ユーザーに割り当てられたデフォルトの永続表領域を表示できません。このビューは、データベースにおいて、表領域の記憶域割り当てユニットとともに作成されたすべての表領域を表示します。
参考資料:
1. Oracle Databaseリファレンス 11g リリース1(11.1)
E05771-02
DBA_USERS
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/statviews_4.htm#126112
2. Oracle Databaseリファレンス 11g リリース1(11.1)
E05771-02
DATABASE_PROPERTIES
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/statviews_2.htm#120084
Oracle 11G 問題9 / 30 REF:1Z0-052.16359
解説:
ロールを循環して付与することはできないため、この文はエラーを生成します。循環的なロールの付与とは、次々と循環的にロールを付与したり、または本人にロールを付与しようとする操作です。たとえば、MANAGERロールにDIRECTORロールを付与し、その後にMANAGERロールをDIRECTORロールに付与しようとすると、これは循環的なロール付与になるため、エラーが生成されます。このシナリオでは、DIR_ROLEロールをDIV_ROLEに付与し、さらにDIV_ROLEロールをDIR_ROLEロールに付与しようとしています。このような操作は、ORA-01934:循環ロールの権限付与が検出されました、というエラーを招きます。
この文は正常に実行される、という選択肢は不正解です。この文はエラーを生成します。
また、1つのロールを別のロールに付与することはできないため、この文はエラーを生成する、という選択肢は不正解です。ロールを別のロールに付与することは可能です。ただし、循環的な付与はできません。
参考資料:
1. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
GRANT
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-03/statements_9.htm#25214
データベース管理者として、あなたは以下の提示にある文を実行します。
その後、以下の文を発行します。
この文を実行すると、どのような結果が得られますか?
SQL> create role div_role; Role created. SQL> grant dir_role, drop any table to div_role; Grant succeeded. SQL> |
その後、以下の文を発行します。
GRANT div_role to dir_role; |
この文を実行すると、どのような結果が得られますか?
解説:
ロールを循環して付与することはできないため、この文はエラーを生成します。循環的なロールの付与とは、次々と循環的にロールを付与したり、または本人にロールを付与しようとする操作です。たとえば、MANAGERロールにDIRECTORロールを付与し、その後にMANAGERロールをDIRECTORロールに付与しようとすると、これは循環的なロール付与になるため、エラーが生成されます。このシナリオでは、DIR_ROLEロールをDIV_ROLEに付与し、さらにDIV_ROLEロールをDIR_ROLEロールに付与しようとしています。このような操作は、ORA-01934:循環ロールの権限付与が検出されました、というエラーを招きます。
この文は正常に実行される、という選択肢は不正解です。この文はエラーを生成します。
また、1つのロールを別のロールに付与することはできないため、この文はエラーを生成する、という選択肢は不正解です。ロールを別のロールに付与することは可能です。ただし、循環的な付与はできません。
参考資料:
1. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
GRANT
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-03/statements_9.htm#25214
Oracle 11G 問題10 / 30 REF:1Z0-052.16360
解説:
KITUSER3は容量を割り当てられていなくても、USERS表領域に表を作成することができます。このシナリオでは、KITUSER3はデフォルトの表領域にUSERS表領域を持ち、またCONNECTロールおよびRESOURCEロールを持っています。ユーザーにRESOURCEロールが付与されると、UNLIMITED TABLESPACEシステム権限が自動的に付与されます。このため、KITUSER3はデフォルト表領域USERにて表を作成することができます。
KITUSER3はすべての表でSELECT文の問合せを発行できるが、表を作成することはできない、という選択肢は不正解です。RESOURCEロールを付与されたユーザーはCREATE TABLE権限を持つため、KITUSER3は表を作成することができます。また、KITUSER3はすべての表でSELECT文の問合せを発行できるわけではありません。これはユーザーにSELECT ANY TABLE権限がないためです。
KITUSER3は表を作成できるが、他のデータベース・オブジェクトは作成できない、という選択肢は不正解です。RESOURCEロールは、CREATE CLUSTER、CREATE INDEXTYPE、CREATE OPERATOR、CREATE PROCEDURE、CREATE SEQUENCE、CREATE TABLE、CREATE TRIGGER、およびCREATE TYPE権限を提供します。CONNECTロールは、CREATE SESSION権限のみを提供します。このシナリオでは、KITUSER3はCONNECTロールおよびRESOURCEロールを持っているため、ユーザーはセッションを確立し、手順、トリガー、シーケンスなど他のデータベース・オブジェクトを作成することができます。
KITUSER3は、データベースで他のユーザーが所有する表で、SELECT文の問合せを発行できる、という選択肢は不正解です。この操作を行うには、KITUSER3はSELECT ANY TABLEシステム権限が必要です。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第7章:ユーザー・セキュリティの管理 – 事前定義されているロール
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
CREATE TABLE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_7.htm#9034
3. Oracle Databaseセキュリティ・ガイド
E05730-03
権限とロール認可の構成 – ユーザー・ロールの管理 – Oracle Databaseのインストールで事前に定義されているロール
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/network.111/E05730-03/authorization.htm#i1007401
下記の提示にて、KITUSER3ユーザーの詳細をよくご覧ください。
KITUSER3は、その他のシステム権限またはオブジェクト権限を付与されていません。
KITUSER3ユーザーについての正しい文章は、次のうちどれですか?
KITUSER3は、その他のシステム権限またはオブジェクト権限を付与されていません。
KITUSER3ユーザーについての正しい文章は、次のうちどれですか?
解説:
KITUSER3は容量を割り当てられていなくても、USERS表領域に表を作成することができます。このシナリオでは、KITUSER3はデフォルトの表領域にUSERS表領域を持ち、またCONNECTロールおよびRESOURCEロールを持っています。ユーザーにRESOURCEロールが付与されると、UNLIMITED TABLESPACEシステム権限が自動的に付与されます。このため、KITUSER3はデフォルト表領域USERにて表を作成することができます。
KITUSER3はすべての表でSELECT文の問合せを発行できるが、表を作成することはできない、という選択肢は不正解です。RESOURCEロールを付与されたユーザーはCREATE TABLE権限を持つため、KITUSER3は表を作成することができます。また、KITUSER3はすべての表でSELECT文の問合せを発行できるわけではありません。これはユーザーにSELECT ANY TABLE権限がないためです。
KITUSER3は表を作成できるが、他のデータベース・オブジェクトは作成できない、という選択肢は不正解です。RESOURCEロールは、CREATE CLUSTER、CREATE INDEXTYPE、CREATE OPERATOR、CREATE PROCEDURE、CREATE SEQUENCE、CREATE TABLE、CREATE TRIGGER、およびCREATE TYPE権限を提供します。CONNECTロールは、CREATE SESSION権限のみを提供します。このシナリオでは、KITUSER3はCONNECTロールおよびRESOURCEロールを持っているため、ユーザーはセッションを確立し、手順、トリガー、シーケンスなど他のデータベース・オブジェクトを作成することができます。
KITUSER3は、データベースで他のユーザーが所有する表で、SELECT文の問合せを発行できる、という選択肢は不正解です。この操作を行うには、KITUSER3はSELECT ANY TABLEシステム権限が必要です。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第7章:ユーザー・セキュリティの管理 – 事前定義されているロール
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
CREATE TABLE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_7.htm#9034
3. Oracle Databaseセキュリティ・ガイド
E05730-03
権限とロール認可の構成 – ユーザー・ロールの管理 – Oracle Databaseのインストールで事前に定義されているロール
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/network.111/E05730-03/authorization.htm#i1007401
Oracle 11G 問題11 / 30 REF:1Z0-052.16361
解説:
次のセッションでJOHNに与えられるCPU時間は60秒、アイドル時間は30分です。CPU_PER_SESSIONは、最長CPU時間を100分の1秒で指定します。このため、CPU_PER_SESSIONが6000の場合、PROF2プロファイルが割り当てられたユーザーの次のセッションまでのCPU時間は60秒ということになります。IDLE_TIMEはユーザーに与えられるアイドル時間を分で指定します。このため、IDLE_TIMEの値が30の場合、ユーザーJOHNに与えられるのは30分間のアイドル時間です。ユーザーJOHNのセッションは、JOHNが30分以上アイドル状態になると自動的に終了します。
CPU時間は6時間、アイドル時間は30分、という選択肢は不正解です。ユーザーに与えられるCPU時間は60秒だけです。CPU_PER_SESSIONはCPU時間を100分の1秒で表しています。
CPU時間は60分、アイドル時間は30分、という選択肢は不正解です。ユーザーに与えられるCPU時間は60秒だけです。CPU_PER_SESSIONはCPU時間を100分の1秒で表しています。
CPU時間は36秒、アイドル時間は30分、という選択肢は不正解です。ユーザーに与えられるアイドル時間は30分です。IDLE_TIMEは分で表わされます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第7章:ユーザー・セキュリティの管理 – プロファイルおよびユーザー
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
CREATE PROFILE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_6.htm#21934
3. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
ALTER PROFILE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_2.htm#12664
システム管理者が、ユーザーJOHNのプロファイルを変更するために以下の文を発行します。
結果として、次のセッションでユーザーJOHNに与えられるCPU時間およびアイドル時間はどれくらいですか?
ALTER PROFILE PROF2 LIMIT CPU_PER_SESSION 6000 IDLE_TIME 30; |
結果として、次のセッションでユーザーJOHNに与えられるCPU時間およびアイドル時間はどれくらいですか?
解説:
次のセッションでJOHNに与えられるCPU時間は60秒、アイドル時間は30分です。CPU_PER_SESSIONは、最長CPU時間を100分の1秒で指定します。このため、CPU_PER_SESSIONが6000の場合、PROF2プロファイルが割り当てられたユーザーの次のセッションまでのCPU時間は60秒ということになります。IDLE_TIMEはユーザーに与えられるアイドル時間を分で指定します。このため、IDLE_TIMEの値が30の場合、ユーザーJOHNに与えられるのは30分間のアイドル時間です。ユーザーJOHNのセッションは、JOHNが30分以上アイドル状態になると自動的に終了します。
CPU時間は6時間、アイドル時間は30分、という選択肢は不正解です。ユーザーに与えられるCPU時間は60秒だけです。CPU_PER_SESSIONはCPU時間を100分の1秒で表しています。
CPU時間は60分、アイドル時間は30分、という選択肢は不正解です。ユーザーに与えられるCPU時間は60秒だけです。CPU_PER_SESSIONはCPU時間を100分の1秒で表しています。
CPU時間は36秒、アイドル時間は30分、という選択肢は不正解です。ユーザーに与えられるアイドル時間は30分です。IDLE_TIMEは分で表わされます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第7章:ユーザー・セキュリティの管理 – プロファイルおよびユーザー
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
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2. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
CREATE PROFILE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_6.htm#21934
3. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
ALTER PROFILE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_2.htm#12664
Oracle 11G 問題12 / 30 REF:1Z0-052.16362
解説:
ユーザー・セッションに与えるCPU時間を制限するには、CPU_PER_SESSIONリソース・パラメータを使用します。デフォルトでは、このパラメータはUNLIMITEDという値に設定されています。この値は、ユーザー・セッションのCPU時間を無制限にします。このため、セッションあたりのCPU時間を制限するには、このパラメータを特定の数値に設定する必要があります。このパラメータは、100分の1秒という単位で指定します。たとえば、ユーザー・セッション当たりのCPU時間を5秒に設定したい場合、CPU_PER_SESSIONリソース・パラメータには500という値を指定します。ユーザー・セッションが指定された制限を超えると、以下のようなエラーが表示され、ユーザーはデータベースからログオフされます。
ORA-02392:CPU使用に対するセッション制限を超過しました。ログオフします。
CONNECT_TIMEリソース・パラメータは、ユーザーがデータベースに接続していられる時間を制限します。このパラメータは、ユーザー・セッションに与えるCPU時間を制限しません。
CPU_PER_CALLリソース・パラメータは、データベースの1コール当たりのCPU時間を制限します。このパラメータは、100分の1秒という単位で指定します。たとえば、データベース・コール当たりのCPU時間を5秒に設定したい場合、CPU_PER_CALLリソース・パラメータには500という値を指定します。
LOGICAL_READS_PER_SESSIONリソース・パラメータは、ユーザー・セッションにおいて読み込まれるデータ・ブロック数を制限します。このパラメータは、ユーザーがディスクやメモリーから読み取るデータ・ブロック数を制限することで、ユーザー・セッションの活動の制御を助けます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第7章:ユーザー・セキュリティの管理 – プロファイルおよびユーザー
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エディション1.0
2007年9月
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2. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
CREATE PROFILE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_6.htm#21934
3. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
ALTER PROFILE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_2.htm#12664
あなたは、ユーザー・セッションに与えるCPU時間を制限する必要があります。
この目的を達成するには、次のうちどのユーザー・プロファイルのリソース・パラメータを変更すればよいですか?
この目的を達成するには、次のうちどのユーザー・プロファイルのリソース・パラメータを変更すればよいですか?
解説:
ユーザー・セッションに与えるCPU時間を制限するには、CPU_PER_SESSIONリソース・パラメータを使用します。デフォルトでは、このパラメータはUNLIMITEDという値に設定されています。この値は、ユーザー・セッションのCPU時間を無制限にします。このため、セッションあたりのCPU時間を制限するには、このパラメータを特定の数値に設定する必要があります。このパラメータは、100分の1秒という単位で指定します。たとえば、ユーザー・セッション当たりのCPU時間を5秒に設定したい場合、CPU_PER_SESSIONリソース・パラメータには500という値を指定します。ユーザー・セッションが指定された制限を超えると、以下のようなエラーが表示され、ユーザーはデータベースからログオフされます。
ORA-02392:CPU使用に対するセッション制限を超過しました。ログオフします。
CONNECT_TIMEリソース・パラメータは、ユーザーがデータベースに接続していられる時間を制限します。このパラメータは、ユーザー・セッションに与えるCPU時間を制限しません。
CPU_PER_CALLリソース・パラメータは、データベースの1コール当たりのCPU時間を制限します。このパラメータは、100分の1秒という単位で指定します。たとえば、データベース・コール当たりのCPU時間を5秒に設定したい場合、CPU_PER_CALLリソース・パラメータには500という値を指定します。
LOGICAL_READS_PER_SESSIONリソース・パラメータは、ユーザー・セッションにおいて読み込まれるデータ・ブロック数を制限します。このパラメータは、ユーザーがディスクやメモリーから読み取るデータ・ブロック数を制限することで、ユーザー・セッションの活動の制御を助けます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第7章:ユーザー・セキュリティの管理 – プロファイルおよびユーザー
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
CREATE PROFILE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_6.htm#21934
3. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
ALTER PROFILE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_2.htm#12664
Oracle 11G 問題13 / 30 REF:1Z0-052.16364
解説:
このシナリオでは、ユーザーに他にプロファイルが割り当てられていないため、デフォルト・プロファイルを持つことになります。SYSDBA権限は、ユーザーに割り当てられたプロファイルには影響を及ぼしません。ユーザーに割り当てられたプロファイルがデータベースから削除され、他のプロファイルが割り当てられない場合、このユーザーはデフォルト・パスワードを保有します。このため、ユーザーに割り当てられたプロファイルを削除する場合は、DROP PROFILE文にCASCADE句を含めるようにしてください。
ユーザーが何もプロファイルを持たなくなる、という選択肢は不正解です。ユーザーに特定のプロファイルが割り当てられていない場合、常にデフォルト・プロファイルを持つこととなります。
ユーザーはMANAGERプロファイルを持つ、という選択肢は不正解です。MANAGERプロファイルはデータベースから削除されています。
ユーザーはSYSおよびSYSTEMユーザーのプロファイルを持つ、という選択肢は不正解です。SYSDBA権限を持つユーザーにSYSTEMユーザーに割り当てられたプロファイルが与えられるわけではありません。また、ユーザーは同時に2つのプロファイルを持つことができません。
データベースではユーザーにプロファイルが割り当てられているため、削除できない、というエラー・メッセージが返される、という選択肢は不正解です。ユーザーに割り当てられているプロファイルでも、データベースから削除することはできます。データベースからプロファイルを削除するには、DROP PROFILE文にCASCADE句を含めます。プロファイルがユーザーに割り当てられているにもかかわらず、CASCADE句を含めなかった場合は、エラー・メッセージが返されます。このプロファイルを割り当てられているデータベース内のすべてのユーザーは、デフォルト・プロファイルを割り当てられます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第7章:ユーザー・セキュリティの管理 – プロファイルおよびユーザー
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
DROP PROFILE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_8.htm#29444
あなたはデータベースでSUSANというユーザーを作成し、彼女にMANAGERというプロファイルを割り当てました。その後、あなたはユーザーにSYSDBA権限を割り当て、データベースで一部の管理タスクを実行できるようにしました。しばらくして、MANAGERプロファイルが不要であることに気づいたため、このプロファイルを削除することにしました。
データベースからプロファイルを削除した結果、どうなりますか?
データベースからプロファイルを削除した結果、どうなりますか?
解説:
このシナリオでは、ユーザーに他にプロファイルが割り当てられていないため、デフォルト・プロファイルを持つことになります。SYSDBA権限は、ユーザーに割り当てられたプロファイルには影響を及ぼしません。ユーザーに割り当てられたプロファイルがデータベースから削除され、他のプロファイルが割り当てられない場合、このユーザーはデフォルト・パスワードを保有します。このため、ユーザーに割り当てられたプロファイルを削除する場合は、DROP PROFILE文にCASCADE句を含めるようにしてください。
ユーザーが何もプロファイルを持たなくなる、という選択肢は不正解です。ユーザーに特定のプロファイルが割り当てられていない場合、常にデフォルト・プロファイルを持つこととなります。
ユーザーはMANAGERプロファイルを持つ、という選択肢は不正解です。MANAGERプロファイルはデータベースから削除されています。
ユーザーはSYSおよびSYSTEMユーザーのプロファイルを持つ、という選択肢は不正解です。SYSDBA権限を持つユーザーにSYSTEMユーザーに割り当てられたプロファイルが与えられるわけではありません。また、ユーザーは同時に2つのプロファイルを持つことができません。
データベースではユーザーにプロファイルが割り当てられているため、削除できない、というエラー・メッセージが返される、という選択肢は不正解です。ユーザーに割り当てられているプロファイルでも、データベースから削除することはできます。データベースからプロファイルを削除するには、DROP PROFILE文にCASCADE句を含めます。プロファイルがユーザーに割り当てられているにもかかわらず、CASCADE句を含めなかった場合は、エラー・メッセージが返されます。このプロファイルを割り当てられているデータベース内のすべてのユーザーは、デフォルト・プロファイルを割り当てられます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第7章:ユーザー・セキュリティの管理 – プロファイルおよびユーザー
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
DROP PROFILE
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-02/statements_8.htm#29444
Oracle 11G 問題14 / 30 REF:1Z0-052.16378
解説:
ユーザーJULIAはSAMUELのセッションにより変更されたデータにアクセスすることができますが、表示できるデータは、SAMUELが変更を加える前のものです。これは、変更中のデータはSAMUEL本人のみにしか表示されないためです。SAMUELはまだ変更を終えていません。このため、他のユーザーはSAMUELが変更を加える前の状態に存在したデータしか見ることができないのです。この概念は読取り一貫性と呼ばれており、データベースのロールバック・セグメントで導入されています。
ユーザーJULIAはデータを表示することができるため、JULIAはエラー・メッセージを受信する、という選択肢は不正解です。
また、ユーザーJULIAはSAMUELにより変更された部分を含め、データを表示できる、という選択肢は不正解です。SAMUELはまだ変更をコミットしていません。このため、JULIAはSAMUELによる変更を見ることはできません。
JULIAのセッションは中断される、という選択肢は不正解です。JULIAのセッションは中断されません。ユーザーJULIAは問合せで選択したデータを表示することができます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第9章:データとおよび同時実行性の管理 – COMMITとROLLBACKコマンド
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要 11gリリース1(11.1)
E05765-02
Oracle Databaseの概要 – Oracle Databaseの機能 – 同時実行性機能の概要 – 読取りの一貫性
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-02/intro.htm#622242
JULIAとSAMUELの2人のユーザーは、同時に数千の行を持つEMP_DETという表で作業しています。ユーザーSAMUELは、以下のような文を発行します。
その後すぐに、ユーザーJULIAが以下のような文を発行します。
ユーザーJULIAがSELECT文を発行すると、どのようなことが起こりますか?
SQL> UPDATE EMP_DET SET EMP_SAL=25000 WHERE EMP_NAME='JACK'; |
その後すぐに、ユーザーJULIAが以下のような文を発行します。
SQL> SELECT * FROM EMP_DET WHERE EMP_NAME='JACK'; |
ユーザーJULIAがSELECT文を発行すると、どのようなことが起こりますか?
解説:
ユーザーJULIAはSAMUELのセッションにより変更されたデータにアクセスすることができますが、表示できるデータは、SAMUELが変更を加える前のものです。これは、変更中のデータはSAMUEL本人のみにしか表示されないためです。SAMUELはまだ変更を終えていません。このため、他のユーザーはSAMUELが変更を加える前の状態に存在したデータしか見ることができないのです。この概念は読取り一貫性と呼ばれており、データベースのロールバック・セグメントで導入されています。
ユーザーJULIAはデータを表示することができるため、JULIAはエラー・メッセージを受信する、という選択肢は不正解です。
また、ユーザーJULIAはSAMUELにより変更された部分を含め、データを表示できる、という選択肢は不正解です。SAMUELはまだ変更をコミットしていません。このため、JULIAはSAMUELによる変更を見ることはできません。
JULIAのセッションは中断される、という選択肢は不正解です。JULIAのセッションは中断されません。ユーザーJULIAは問合せで選択したデータを表示することができます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第9章:データとおよび同時実行性の管理 – COMMITとROLLBACKコマンド
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要 11gリリース1(11.1)
E05765-02
Oracle Databaseの概要 – Oracle Databaseの機能 – 同時実行性機能の概要 – 読取りの一貫性
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-02/intro.htm#622242
Oracle 11G 問題15 / 30 REF:1Z0-052.16392
解説:
問題文のSQLでは、master表に対して「共有/行排他ロック」が、かけられています。
この文では、他のユーザーはROW SHAREモード(RS)でのみロックをかけることができます。他のユーザは、同じ表の中の行に対して問合せ、挿入、更新、削除またはロックを同時に実行できます。また、同じ表について同時に行共有ロック、行排他ロック、共有ロックおよび共有行排他ロックを取得できます。
他のユーザーはROW SHARE以外のモードでのみ表をロックすることができます。これは、SHARE ROW EXCLUSIVEロック・モードでは、表内で他のロックを用いることができないためです。
他のユーザーはROW EXCLUSIVEモードで表をロックすることができません。これは、SHARE ROW EXCLUSIVEロック・モードでは、表内で他のロックを用いることができないためです。
他のユーザーは、表に含まれる行の問合せや更新を行うために表にアクセスすることができません。ROW EXCLUSIVEモードで表をロックすると、表内のすべてのデータがロックされるためです。このため、他のトランザクションは、このデータを変更することはできません。 あなたはロックされたデータを見るためにだけに、表にアクセスすることができます。
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle10g/102/doc_cd/server.102/B19215-02/consist.htm#887512 参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第9章:データおよび同時実行性の管理 – データの同時実行性
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要 11gリリース1(11.1)
E05765-02
データの同時実行性と整合性
'http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/consist.htm
3. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
LOCK TABLE
'http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-03/statements_9.htm#34209
あなたはデータベースのMASTER表をロックするために、以下の文を発行します。
MASTER表にアクセスしようとする他のユーザーに対しての影響について、正しい説明は次のうちどれですか?(2つ選択してください。)
SQL> LOCK TABLE master IN SHARE ROW EXCLUSIVE MODE; |
MASTER表にアクセスしようとする他のユーザーに対しての影響について、正しい説明は次のうちどれですか?(2つ選択してください。)
解説:
問題文のSQLでは、master表に対して「共有/行排他ロック」が、かけられています。
この文では、他のユーザーはROW SHAREモード(RS)でのみロックをかけることができます。他のユーザは、同じ表の中の行に対して問合せ、挿入、更新、削除またはロックを同時に実行できます。また、同じ表について同時に行共有ロック、行排他ロック、共有ロックおよび共有行排他ロックを取得できます。
他のユーザーはROW SHARE以外のモードでのみ表をロックすることができます。これは、SHARE ROW EXCLUSIVEロック・モードでは、表内で他のロックを用いることができないためです。
他のユーザーはROW EXCLUSIVEモードで表をロックすることができません。これは、SHARE ROW EXCLUSIVEロック・モードでは、表内で他のロックを用いることができないためです。
他のユーザーは、表に含まれる行の問合せや更新を行うために表にアクセスすることができません。ROW EXCLUSIVEモードで表をロックすると、表内のすべてのデータがロックされるためです。このため、他のトランザクションは、このデータを変更することはできません。 あなたはロックされたデータを見るためにだけに、表にアクセスすることができます。
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle10g/102/doc_cd/server.102/B19215-02/consist.htm#887512 参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第9章:データおよび同時実行性の管理 – データの同時実行性
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要 11gリリース1(11.1)
E05765-02
データの同時実行性と整合性
'http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/consist.htm
3. Oracle Database SQL言語リファレンス 11g リリース1(11.1)
E05750-02
LOCK TABLE
'http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05750-03/statements_9.htm#34209
Oracle 11G 問題16 / 30 REF:1Z0-052.16402
解説:
リモート・クライアントからのOS認証を無効にするには、EricはREMOTE_OS_AUTHENTパラメータの値をFALSEに設定する必要があります。REMOTE_OS_AUTHENTパラメータは、リモート・クライアントからのOS認証を有効にするかどうかを指定します。REMOTE_OS_AUTHENT=FALSEのデフォルト設定は、リモート・クライアントからのOS認証を無効にするよう設定されています。リモートOS認証が有効な場合、データベース・ユーザーはリモート・システムから外部的に認証され、ユーザーはその他の認証を受けることなくデータベースにログオンできます。このため、システムへ危険をもたらす可能性があります。
EricはREMOTE_OS_AUTHENTパラメータをTRUEに設定してはいけません。これは、パラメータをTRUEに設定すると、リモート・クライアントからのOS認証を有効にするためです。
EricはOS_AUTHENT_PREFIXパラメータをREMOTEに設定してはいけません。このパラメータは、リモート・クライアントからのOS認証には使われません。このパラメータは、OS認証使用時にすべてのユーザー名に指定変数の接頭辞を付けます。
Ericは、REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータの値をNONEに設定してはいけません。このパラメータは、リモート・クライアントからのOS認証には使用されません。この値をNONEに設定しても、リモート・クライアントからの認証に何も影響はありません。このパラメータは、データベースにおけるユーザー認証時にパスワード・ファイルを使用する場合に使われます。
Ericは、REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータの値をEXCLUSIVEに設定してはいけません。このパラメータは、リモート・クライアントからのOS認証には使用されません。この値をEXCLUSIVEに設定しても、リモート・クライアントからの認証に何も影響はありません。このパラメータは、データベースにおけるユーザー認証時にパスワード・ファイルを使用する場合に使われます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第11章:Oracle Databaseセキュリティの実装 – 権限の最小化の原則を適用する
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス 11g リリース1(11.1)
E05771-02
REMOTE_OS_AUTHENT
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-04/initparams.htm#98986
Ericは、組織の新しいDBAとして雇用されました。彼の上司は、データベースに変更を加え、リモート・クライアントからのOS認証を無効にするよう彼に指示しました。
この目的を達成するには、Ericはどの操作を行う必要がありますか?
この目的を達成するには、Ericはどの操作を行う必要がありますか?
解説:
リモート・クライアントからのOS認証を無効にするには、EricはREMOTE_OS_AUTHENTパラメータの値をFALSEに設定する必要があります。REMOTE_OS_AUTHENTパラメータは、リモート・クライアントからのOS認証を有効にするかどうかを指定します。REMOTE_OS_AUTHENT=FALSEのデフォルト設定は、リモート・クライアントからのOS認証を無効にするよう設定されています。リモートOS認証が有効な場合、データベース・ユーザーはリモート・システムから外部的に認証され、ユーザーはその他の認証を受けることなくデータベースにログオンできます。このため、システムへ危険をもたらす可能性があります。
EricはREMOTE_OS_AUTHENTパラメータをTRUEに設定してはいけません。これは、パラメータをTRUEに設定すると、リモート・クライアントからのOS認証を有効にするためです。
EricはOS_AUTHENT_PREFIXパラメータをREMOTEに設定してはいけません。このパラメータは、リモート・クライアントからのOS認証には使われません。このパラメータは、OS認証使用時にすべてのユーザー名に指定変数の接頭辞を付けます。
Ericは、REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータの値をNONEに設定してはいけません。このパラメータは、リモート・クライアントからのOS認証には使用されません。この値をNONEに設定しても、リモート・クライアントからの認証に何も影響はありません。このパラメータは、データベースにおけるユーザー認証時にパスワード・ファイルを使用する場合に使われます。
Ericは、REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータの値をEXCLUSIVEに設定してはいけません。このパラメータは、リモート・クライアントからのOS認証には使用されません。この値をEXCLUSIVEに設定しても、リモート・クライアントからの認証に何も影響はありません。このパラメータは、データベースにおけるユーザー認証時にパスワード・ファイルを使用する場合に使われます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第11章:Oracle Databaseセキュリティの実装 – 権限の最小化の原則を適用する
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス 11g リリース1(11.1)
E05771-02
REMOTE_OS_AUTHENT
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-04/initparams.htm#98986
Oracle 11G 問題17 / 30 REF:1Z0-052.16403
解説:
ユーザーがデータ・ディクショナリ表のデータを問合せないようにするには、O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITYパラメータをFALSEに設定する必要があります。このパラメータをFALSEに設定すると、ユーザーがSELECT ANY TABLE権限を持っている場合、データ・ディクショナリの表にアクセスすることを防ぐことができます。
COMPATIBLEパラメータをFALSEに設定する必要がある、という選択肢は不正解です。このパラメータはデータ・ディクショナリ表へのアクセスを制限することはできません。COMPATIBLEパラメータは、Oracleの将来的なリリースにおける新機能の使用を可能にするとともに、旧リリースとの下位互換性を保証します。FALSEという値は、このパラメータに対して有効ではありません。
ユーザーからSELECT ANY TABLE権限を取り消す、という選択肢は不正解です。この操作を行っても、データベースのすべての表へのアクセスを防ぐことはできません。SELECT ANY TABLE権限を持つユーザーがデータ・ディクショナリ表にのみアクセスすることを防ぐには、O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITYパラメータをFALSEに設定する必要があります。
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータをNONEに設定する、という選択肢は不正解です。このパラメータはデータ・ディクショナリへのアクセスを制限しません。REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータは、リモート・ユーザーのデータベースへの認証に、パスワード・ファイル認証を使用するかどうかを指定します。また、このパラメータはパスワード・ファイルを使用できるデータベースの数と、SYSDBAまたはSYSOPER権限を付与されるデータベース・ユーザーの数も指定します。REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータをNONEに設定すると、パスワード・ファイルは使用されません。
O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITYパラメータをTRUEに設定する、という選択肢は不正解です。このパラメータをTRUEに設定すると、SELECT ANY TABLE権限を持つユーザーはデータベース・ディクショナリの表へのアクセスを許可します。
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータをEXCLUSIVEに設定する、という選択肢は不正解です。このパラメータはデータ・ディクショナリへのアクセスを制限しません。REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータは、リモート・ユーザーのデータベースへの認証に、パスワード・ファイル認証を使用するかどうかを指定します。また、このパラメータはパスワード・ファイルを使用できるデータベースの数と、SYSDBAまたはSYSOPER権限を付与されるデータベース・ユーザーの数も指定します。REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータをEXCLUSIVEに設定すると、ユーザー認証にパスワード・ファイルが使用され、このパスワード・ファイルを使用するデータベースを1つに限定します。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第11章:Oracle Databaseセキュリティの実装 – 権限の最小化の原則を適用する
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス 11g リリース1(11.2)
B56311-03
O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITY
http://docs.oracle.com/cd/E16338_01/server.112/b56311/initparams156.htm
あなたは、あなたのデータベースのデータベース・ユーザーがデータ・ディクショナリ表のデータを問合せないようにしたいと考えています。
この目的を達成するには、次のうちどの操作を行う必要がありますか?
この目的を達成するには、次のうちどの操作を行う必要がありますか?
解説:
ユーザーがデータ・ディクショナリ表のデータを問合せないようにするには、O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITYパラメータをFALSEに設定する必要があります。このパラメータをFALSEに設定すると、ユーザーがSELECT ANY TABLE権限を持っている場合、データ・ディクショナリの表にアクセスすることを防ぐことができます。
COMPATIBLEパラメータをFALSEに設定する必要がある、という選択肢は不正解です。このパラメータはデータ・ディクショナリ表へのアクセスを制限することはできません。COMPATIBLEパラメータは、Oracleの将来的なリリースにおける新機能の使用を可能にするとともに、旧リリースとの下位互換性を保証します。FALSEという値は、このパラメータに対して有効ではありません。
ユーザーからSELECT ANY TABLE権限を取り消す、という選択肢は不正解です。この操作を行っても、データベースのすべての表へのアクセスを防ぐことはできません。SELECT ANY TABLE権限を持つユーザーがデータ・ディクショナリ表にのみアクセスすることを防ぐには、O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITYパラメータをFALSEに設定する必要があります。
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータをNONEに設定する、という選択肢は不正解です。このパラメータはデータ・ディクショナリへのアクセスを制限しません。REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータは、リモート・ユーザーのデータベースへの認証に、パスワード・ファイル認証を使用するかどうかを指定します。また、このパラメータはパスワード・ファイルを使用できるデータベースの数と、SYSDBAまたはSYSOPER権限を付与されるデータベース・ユーザーの数も指定します。REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータをNONEに設定すると、パスワード・ファイルは使用されません。
O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITYパラメータをTRUEに設定する、という選択肢は不正解です。このパラメータをTRUEに設定すると、SELECT ANY TABLE権限を持つユーザーはデータベース・ディクショナリの表へのアクセスを許可します。
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータをEXCLUSIVEに設定する、という選択肢は不正解です。このパラメータはデータ・ディクショナリへのアクセスを制限しません。REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータは、リモート・ユーザーのデータベースへの認証に、パスワード・ファイル認証を使用するかどうかを指定します。また、このパラメータはパスワード・ファイルを使用できるデータベースの数と、SYSDBAまたはSYSOPER権限を付与されるデータベース・ユーザーの数も指定します。REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEパラメータをEXCLUSIVEに設定すると、ユーザー認証にパスワード・ファイルが使用され、このパスワード・ファイルを使用するデータベースを1つに限定します。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第11章:Oracle Databaseセキュリティの実装 – 権限の最小化の原則を適用する
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス 11g リリース1(11.2)
B56311-03
O7_DICTIONARY_ACCESSIBILITY
http://docs.oracle.com/cd/E16338_01/server.112/b56311/initparams156.htm
Oracle 11G 問題18 / 30 REF:1Z0-052.16404
解説:
パスワード・ファイルには、SYSDBAまたはSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数に関する情報が含まれます。パスワード・ファイルを作成する際、ENTRIES句を使ってSYSDBAまたはSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数を指定できます。また、パスワード・ファイルはデータベースにリモートからアクセスしようとしているユーザーを認証するためにも使われます。REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE初期化パラメータを設定することで、データベースに異なる認証メカニズムを提供することができます。パラメータをNONEに指定すると、ユーザーはオペレーティング・システムにより認証されることになります。パラメータをSHAREDに設定すると、複数のデータベースが同じパスワード・ファイルを使用できるようになります。この方法を用いると、ユーザーは同じパスワード・ファイルを使用する複数のデータベースで認証を受けることができます。このパラメータをEXCLUSIVEに指定すると、ユーザーは認証のためにパスワード・ファイルを使用することになります。
トレース・ファイル、という選択肢は不正解です。トレース・ファイルはSYSDBAやSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数に関する情報を持っていません。Oracleデータベースのトレース・ファイルは、すべてのサーバー・プロセスおよびバックグラウンド・プロセスに対して作成されます。サーバーやバックグラウンド・プロセスでエラーが生じたり、プロセスが終了された場合、エラーに関する情報がそれぞれのトレース・ファイルに書き込まれます。トレース・ファイルはこれらサーバー・プロセスおよびバックグラウンド・プロセスに関する情報収集のために使用されます。
制御ファイル、という選択肢は不正解です。制御ファイルはSYSDBAやSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数に関する情報を持っていません。Oracleデータベースの制御ファイルには、データベースの物理構造に関する情報が含まれます。制御ファイルはデータベースを起動するたびに必要となり、インスタンスの実行中に利用可能である必要があります。
アラート・ログ・ファイル、という選択肢は不正解です。アラート・ログ・ファイルはSYSDBAやSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数に関する情報を持っていません。Oracleデータベースのアラート・ログ・ファイルには、データベース規模のエラーに関する情報や、その他のデータベースにおける重要イベント情報が含まれます。アラート・ログ・ファイルにはデータベースの起動および停止回数、データベース起動に使われるデフォルト・パラメータ、およびデータベースに関するその他の重要情報が含まれます。
システム・データファイル、という選択肢は不正解です。システム・データファイルはSYSDBAやSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数に関する情報を持っていません。Oracleデータベースのシステム・データファイルはSYSTEM表領域の一部分です。SYSTEM表領域は、データベース作成時にOracleデータベースで自動的に作られ、データ・ディクショナリを構成します。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第1章:Oracle Databaseアーキテクチャの確認 – データベース記憶域のアーキテクチャ
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第11章:Oracle Databaseセキュリティの実装 – 権限付きアカウントの保護
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
3. Oracle Database 管理者ガイド 11gリリース1(11.1)
部品番号 B28310-04
DBAの認証 – パスワード・ファイル認証の使用
http://docs.oracle.com/cd/E16338_01/server.112/b56301/dba006.htm#i1006740
4. Oracle Databaseリファレンス 11g リリース1(11.1)
E05771-02
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
http://docs.oracle.com/cd/E16338_01/server.112/b56311/initparams207.htm
EricはTelstar社でデータベース管理者として勤務しています。彼は、SYSDBAおよびSYSOPER権限を付与されており、データベースをリモートから起動または停止するなど、特定の管理タスクを実行しなければなりません。
SYSDBAまたはSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数を指定するのは、次のうちどのファイルですか?
SYSDBAまたはSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数を指定するのは、次のうちどのファイルですか?
解説:
パスワード・ファイルには、SYSDBAまたはSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数に関する情報が含まれます。パスワード・ファイルを作成する際、ENTRIES句を使ってSYSDBAまたはSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数を指定できます。また、パスワード・ファイルはデータベースにリモートからアクセスしようとしているユーザーを認証するためにも使われます。REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE初期化パラメータを設定することで、データベースに異なる認証メカニズムを提供することができます。パラメータをNONEに指定すると、ユーザーはオペレーティング・システムにより認証されることになります。パラメータをSHAREDに設定すると、複数のデータベースが同じパスワード・ファイルを使用できるようになります。この方法を用いると、ユーザーは同じパスワード・ファイルを使用する複数のデータベースで認証を受けることができます。このパラメータをEXCLUSIVEに指定すると、ユーザーは認証のためにパスワード・ファイルを使用することになります。
トレース・ファイル、という選択肢は不正解です。トレース・ファイルはSYSDBAやSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数に関する情報を持っていません。Oracleデータベースのトレース・ファイルは、すべてのサーバー・プロセスおよびバックグラウンド・プロセスに対して作成されます。サーバーやバックグラウンド・プロセスでエラーが生じたり、プロセスが終了された場合、エラーに関する情報がそれぞれのトレース・ファイルに書き込まれます。トレース・ファイルはこれらサーバー・プロセスおよびバックグラウンド・プロセスに関する情報収集のために使用されます。
制御ファイル、という選択肢は不正解です。制御ファイルはSYSDBAやSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数に関する情報を持っていません。Oracleデータベースの制御ファイルには、データベースの物理構造に関する情報が含まれます。制御ファイルはデータベースを起動するたびに必要となり、インスタンスの実行中に利用可能である必要があります。
アラート・ログ・ファイル、という選択肢は不正解です。アラート・ログ・ファイルはSYSDBAやSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数に関する情報を持っていません。Oracleデータベースのアラート・ログ・ファイルには、データベース規模のエラーに関する情報や、その他のデータベースにおける重要イベント情報が含まれます。アラート・ログ・ファイルにはデータベースの起動および停止回数、データベース起動に使われるデフォルト・パラメータ、およびデータベースに関するその他の重要情報が含まれます。
システム・データファイル、という選択肢は不正解です。システム・データファイルはSYSDBAやSYSOPER権限を付与することのできるユーザー数に関する情報を持っていません。Oracleデータベースのシステム・データファイルはSYSTEM表領域の一部分です。SYSTEM表領域は、データベース作成時にOracleデータベースで自動的に作られ、データ・ディクショナリを構成します。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第1章:Oracle Databaseアーキテクチャの確認 – データベース記憶域のアーキテクチャ
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第11章:Oracle Databaseセキュリティの実装 – 権限付きアカウントの保護
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
3. Oracle Database 管理者ガイド 11gリリース1(11.1)
部品番号 B28310-04
DBAの認証 – パスワード・ファイル認証の使用
http://docs.oracle.com/cd/E16338_01/server.112/b56301/dba006.htm#i1006740
4. Oracle Databaseリファレンス 11g リリース1(11.1)
E05771-02
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
http://docs.oracle.com/cd/E16338_01/server.112/b56311/initparams207.htm
Oracle 11G 問題19 / 30 REF:1Z0-052.18456
解説:
DDL_LOCK_TIMEOUT初期化パラメータは、DDLコマンドがエラーを生成する前にDMLロックの解除を待つ時間を指定します。現在ユーザーが表内でDMLを実行している場合、この表に対するDDLコマンドは専用のロックを取得できないために失敗することがあります。DDL_LOCK_TIMEOUT初期化パラメータを使ってDDLがDMLロックの解除を待つよう指定することができます。DMLロックが指定した秒数内に解除されると、DDLは引き続き実行され、エラーを生成しません。
DDL_LOCK_TIMEOUT初期化パラメータは90秒のデフォルト値に戻るという説明は間違いです。デフォルト値は0であり、これはDDLがDMLロックの解除を待たないことを意味します。
DDL_LOCK_TIMEOUTはDDLコマンドを発行できるユーザー・セッションを指定する、およびDDLコマンドがエラーを生成する前に実行を完成させておかなければならない時間を指定する、という説明はいずれも間違いです。いずれの設定もDDL_LOCK_TIMEOUT初期化パラメータで制御されているものではありません。
参考資料:
1. Oracle Database 管理者ガイド11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28310-03
初期化パラメータの指定 – DDLロック・タイムアウトの指定
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05760-03/create.htm#4875
2. Oracle Database リファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
DDL_LOCK_TIMEOUT
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/initparams.htm#82867
DDL_LOCK_TIMEOUT初期化パラメータについて、正しい説明は次のうちどれですか?
解説:
DDL_LOCK_TIMEOUT初期化パラメータは、DDLコマンドがエラーを生成する前にDMLロックの解除を待つ時間を指定します。現在ユーザーが表内でDMLを実行している場合、この表に対するDDLコマンドは専用のロックを取得できないために失敗することがあります。DDL_LOCK_TIMEOUT初期化パラメータを使ってDDLがDMLロックの解除を待つよう指定することができます。DMLロックが指定した秒数内に解除されると、DDLは引き続き実行され、エラーを生成しません。
DDL_LOCK_TIMEOUT初期化パラメータは90秒のデフォルト値に戻るという説明は間違いです。デフォルト値は0であり、これはDDLがDMLロックの解除を待たないことを意味します。
DDL_LOCK_TIMEOUTはDDLコマンドを発行できるユーザー・セッションを指定する、およびDDLコマンドがエラーを生成する前に実行を完成させておかなければならない時間を指定する、という説明はいずれも間違いです。いずれの設定もDDL_LOCK_TIMEOUT初期化パラメータで制御されているものではありません。
参考資料:
1. Oracle Database 管理者ガイド11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28310-03
初期化パラメータの指定 – DDLロック・タイムアウトの指定
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05760-03/create.htm#4875
2. Oracle Database リファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
DDL_LOCK_TIMEOUT
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/initparams.htm#82867
Oracle 11G 問題20 / 30 REF:1Z0-052.18460
解説:
STATISTICS_LEVELパラメータがTYPICALまたはALLに設定されている場合、ベースラインはデフォルトで有効になる、というのが正しい説明です。また、システム定義の変動ウィンドウ・ベースラインのウィンドウ・サイズは、AWR保存期間の値まで上げることができるというのも正しい説明です。STATISTICS_LEVELパラメータがBASICに設定されていると、ベースラインは自動的に生成されません。
AWRベースラインは、異なる期間のパフォーマンス統計を分析するために使われます。AWRベースラインには、単一の連続した期間または特定の期間の繰返しに取得されたAWRスナップショットを含みます。このようなスナップショットはAWRにおいて無期限で保存され、パフォーマンス変動の分析に使用することができます。STATISTICS_LEVELパラメータをTYPICALまたはALLに設定すると、デフォルトでベースラインが有効になります。Oracle 11gは、AWR保存期間内のすべてのAWRデータが含まれるデフォルトのシステム定義の変動ウィンドウ・ベースラインを提供します。このAWR保存期間は、デフォルトで8日です。このウィンドウのサイズは増やすことができます。たとえば、適応しきい値を使用する際はこのウィンドウ・サイズを増やし、しきい値の計算により多くの情報が使われるよう設定することができます。システム定義の変動ウィンドウはAWR保存期間を上回ることはできません。このため、まずAWR保存期間を延長しなければならない場合もあります。
すべてのベースラインは単一の連続した期間に取得される、という説明は間違いです。AWRベースラインは単一の連続した期間でも、期間の繰返しでも取得可能です。たとえば、繰返しベースラインは毎週金曜の午後6時から午後8時までの情報を収集するために使用できます。
ベースラインの有効期限がNULLの場合、このベースラインはすぐに期限切れとなる、という説明も間違いです。有効期限がNULLのベースラインは無期限です。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第12章:データベースのメンテナンス – ベースライン
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第12章:データベースのメンテナンス – AWRの管理
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
3. Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28274-01
自動パフォーマンス統計 – 自動ワークロード・リポジトリの概要
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05743-02/autostat.htm#i27008
Oracle 11gの自動ワークロード・リポジトリ(AWR)ベースラインに関して正しい説明は、次のうちどれですか?(2つ選択。)
解説:
STATISTICS_LEVELパラメータがTYPICALまたはALLに設定されている場合、ベースラインはデフォルトで有効になる、というのが正しい説明です。また、システム定義の変動ウィンドウ・ベースラインのウィンドウ・サイズは、AWR保存期間の値まで上げることができるというのも正しい説明です。STATISTICS_LEVELパラメータがBASICに設定されていると、ベースラインは自動的に生成されません。
AWRベースラインは、異なる期間のパフォーマンス統計を分析するために使われます。AWRベースラインには、単一の連続した期間または特定の期間の繰返しに取得されたAWRスナップショットを含みます。このようなスナップショットはAWRにおいて無期限で保存され、パフォーマンス変動の分析に使用することができます。STATISTICS_LEVELパラメータをTYPICALまたはALLに設定すると、デフォルトでベースラインが有効になります。Oracle 11gは、AWR保存期間内のすべてのAWRデータが含まれるデフォルトのシステム定義の変動ウィンドウ・ベースラインを提供します。このAWR保存期間は、デフォルトで8日です。このウィンドウのサイズは増やすことができます。たとえば、適応しきい値を使用する際はこのウィンドウ・サイズを増やし、しきい値の計算により多くの情報が使われるよう設定することができます。システム定義の変動ウィンドウはAWR保存期間を上回ることはできません。このため、まずAWR保存期間を延長しなければならない場合もあります。
すべてのベースラインは単一の連続した期間に取得される、という説明は間違いです。AWRベースラインは単一の連続した期間でも、期間の繰返しでも取得可能です。たとえば、繰返しベースラインは毎週金曜の午後6時から午後8時までの情報を収集するために使用できます。
ベースラインの有効期限がNULLの場合、このベースラインはすぐに期限切れとなる、という説明も間違いです。有効期限がNULLのベースラインは無期限です。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第12章:データベースのメンテナンス – ベースライン
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第12章:データベースのメンテナンス – AWRの管理
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
3. Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28274-01
自動パフォーマンス統計 – 自動ワークロード・リポジトリの概要
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05743-02/autostat.htm#i27008
Oracle 11G 問題21 / 30 REF:1Z0-052.18461
解説:
MEMORY_TARGET初期化パラメータに関して正しいのは以下の説明です。
MEMORY_MAX_TARGETパラメータは、MEMORY_TARGETに設定可能な最大値を表します。MEMORY_MAX_TARGETパラメータは手動で設定できますが手動で設定しない場合は派生されます。MEMORY_TARGETに対してゼロ以外の値を指定し、且つ MEMORY_MAX_TARGETを設定しない場合、 MEMORY_MAX_TARGETはデフォルトでMEMORY_TARGETと同じ値に設定されます。MEMORY_TARGETが設定されていないか、または明示的に0に設定されている場合、MEMORY_MAX_TARGETは0に設定されます。
MEMORY_TARGETはインスタンスを停止せずに変更できる動的パラメータです。このため、MEMORY_TARGETは静的で、インスタンスを停止せずに変更することはできない、という説明は間違いです。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第13章:パフォーマンス管理 – 自動メモリー管理(AMM)の有効化
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
MEMORY_TARGET
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-02/initparams.htm#91583
3. Oracle Databaseリファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
MEMORY_MAX_TARGET
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-02/initparams.htm#91506
MEMORY_TARGET初期化パラメータに関する説明で、正しいのは次のどれですか?(該当するものをすべて選択。)
解説:
MEMORY_TARGET初期化パラメータに関して正しいのは以下の説明です。
- MEMORY_MAX_TARGETがゼロよりも大きい値に設定されている場合、MEMORY_TARGETはMEMORY_MAX_TARGETの値まで増加できる。
- MEMORY_TARGETが設定されていない場合、MEMORY_MAX_TARGETはデフォルトでゼロになる。
- MEMORY_TARGETはSGAとPGAメモリー構造に割当てられるメモリーの総量を表す。
MEMORY_MAX_TARGETパラメータは、MEMORY_TARGETに設定可能な最大値を表します。MEMORY_MAX_TARGETパラメータは手動で設定できますが手動で設定しない場合は派生されます。MEMORY_TARGETに対してゼロ以外の値を指定し、且つ MEMORY_MAX_TARGETを設定しない場合、 MEMORY_MAX_TARGETはデフォルトでMEMORY_TARGETと同じ値に設定されます。MEMORY_TARGETが設定されていないか、または明示的に0に設定されている場合、MEMORY_MAX_TARGETは0に設定されます。
MEMORY_TARGETはインスタンスを停止せずに変更できる動的パラメータです。このため、MEMORY_TARGETは静的で、インスタンスを停止せずに変更することはできない、という説明は間違いです。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第13章:パフォーマンス管理 – 自動メモリー管理(AMM)の有効化
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
MEMORY_TARGET
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-02/initparams.htm#91583
3. Oracle Databaseリファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
MEMORY_MAX_TARGET
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-02/initparams.htm#91506
Oracle 11G 問題22 / 30 REF:1Z0-052.18466
解説:
このシナリオでは、インスタンスがクラッシュされる前にデータベースでコミットされなかった変更はリカバリすることができず、またインスタンスがクラッシュする前にデータベースでコミットされた変更はそのまま残ります。インスタンスがクラッシュした後は、SMONがインスタンス・リカバリを実行します。このリカバリは、データベース内でコミット済のデータのみを保存します。REDOログ・リカバリはチェックポイント位置で始まり、REDOログの終了時に終わります。データファイルに書き込まれていないコミット済みデータはオンラインREDOログ・ファイルから抽出されます。データベースでコミットされなかったすべてのデータは、UNDOセグメントに含まれるUNDO情報を用いてロールバックされます。インスタンス・リカバリの後、データベースがコミット済みのデータのみを含むことを保証するために、データベース・ファイルは同期されます。
インスタンスがクラッシュする前にデータベースでコミットされなかった変更は、データベース再起動時に自動的にリカバリされる、という説明は間違いです。次回起動時にリカバリされるのはコミット済みの変更のみです。コミットされなかった変更はリカバリされません。
インスタンスがクラッシュする前にデータベースでコミットされなかった変更は、オンラインREDOログ・ファイルに保存された変更を適用するとリカバリできる、という説明は間違いです。コミットされなかった変更はリカバリできません。
インスタンスがクラッシュする前にデータベースでコミットされなかった変更は、UNDOセグメントに含まれるUNDOデータを再度適用することでリカバリできる、という説明も正しくありません。インスタンスがクラッシュする前にコミットされなかった変更はリカバリできません。コミットされなかった変更は、起動時にデータベースでインスタンス・リカバリを実行することでロールバックすることができます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – インスタンス・リカバリの理解
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28318-03
データベースとインスタンスの起動と停止 - インスタンスとデータベースの起動の概要 – クラッシュ・リカバリおよびインスタンス・リカバリ
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/startup.htm#994138
ユーザーがデータベースにデータを挿入し、更新している最中に主要なDBWnバックグラウンド・プロセスがエラーを起こしたため、インスタンスがクラッシュしました。
インスタンスがクラッシュする前にデータベースに加えられた変更をリカバリする方法について、正しい説明は次のうちどれですか?(2つ選択。)
インスタンスがクラッシュする前にデータベースに加えられた変更をリカバリする方法について、正しい説明は次のうちどれですか?(2つ選択。)
解説:
このシナリオでは、インスタンスがクラッシュされる前にデータベースでコミットされなかった変更はリカバリすることができず、またインスタンスがクラッシュする前にデータベースでコミットされた変更はそのまま残ります。インスタンスがクラッシュした後は、SMONがインスタンス・リカバリを実行します。このリカバリは、データベース内でコミット済のデータのみを保存します。REDOログ・リカバリはチェックポイント位置で始まり、REDOログの終了時に終わります。データファイルに書き込まれていないコミット済みデータはオンラインREDOログ・ファイルから抽出されます。データベースでコミットされなかったすべてのデータは、UNDOセグメントに含まれるUNDO情報を用いてロールバックされます。インスタンス・リカバリの後、データベースがコミット済みのデータのみを含むことを保証するために、データベース・ファイルは同期されます。
インスタンスがクラッシュする前にデータベースでコミットされなかった変更は、データベース再起動時に自動的にリカバリされる、という説明は間違いです。次回起動時にリカバリされるのはコミット済みの変更のみです。コミットされなかった変更はリカバリされません。
インスタンスがクラッシュする前にデータベースでコミットされなかった変更は、オンラインREDOログ・ファイルに保存された変更を適用するとリカバリできる、という説明は間違いです。コミットされなかった変更はリカバリできません。
インスタンスがクラッシュする前にデータベースでコミットされなかった変更は、UNDOセグメントに含まれるUNDOデータを再度適用することでリカバリできる、という説明も正しくありません。インスタンスがクラッシュする前にコミットされなかった変更はリカバリできません。コミットされなかった変更は、起動時にデータベースでインスタンス・リカバリを実行することでロールバックすることができます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – インスタンス・リカバリの理解
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28318-03
データベースとインスタンスの起動と停止 - インスタンスとデータベースの起動の概要 – クラッシュ・リカバリおよびインスタンス・リカバリ
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/startup.htm#994138
Oracle 11G 問題23 / 30 REF:1Z0-052.18468
解説:
メディア、ネットワーク、インスタンス、およびユーザー・エラーの障害には、ある程度のリカバリを含め、DBAが大いに介入する必要があります。メディア障害は、何らかの物理的トラブルが原因で、データベース稼動のために必要なファイルへの読み書きが妨害されてしまった場合に生じます。ファイルが事故的に消去されてしまったり、ディスク・ドライブのヘッドがクラッシュしたり、といった例が挙げられます。ネットワーク障害とは、電話回線が切断されたり、ネットワーク通信ソフトにエラーが生じた場合などに起こります。ネットワーク障害が起きると、クライアント・アプリケーションの正常な実行が妨げられ、プロセスが中断されるほか、分散トランザクションの2フェーズ・コミットが妨害される可能性があります。インスタンス障害は、データベースが利用できなくなった場合に起こります。停電、Oracleバックアップ・プロセスにおけるエラー発生、オペレーティング・システムのクラッシュなどハードウェアのトラブルといった例が挙げられます。ユーザー・エラーによる障害は、ユーザーが誤って表を削除または切り捨ててしまったり、間違ったデータ更新、削除、挿入などを行った場合に起こります。DROPやTRUNCATEなどのデータ定義言語(DDL)文を使用する場合、暗黙的なコミットが起こります。INSERT、UPDATE、またはDELETEのようなデータ操作言語(DML)文が使われる場合、ユーザーはCOMMITを発行して明示的且つ永久的にデータベースへの変更をコミットする必要があります。ユーザーがCOMMITを発行していない場合、エラーがロールバックされる可能性があります。明示的または暗黙的なコミットが実行されていない場合、ユーザー・エラーからのリカバリにDBAの介入は必要ありません。
文障害は、Oracleプログラム文が論理障害を招いた場合に起こります。
ユーザー・プロセス障害は、ユーザー・セッションが中断された場合に起こります。いずれの障害も、DBAによる介入は必要ありません。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – 障害のカテゴリ
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
Oracle環境で、解決にDBAの介入を必要とするのは次のうちどのカテゴリの障害が生じた場合ですか?(該当するものをすべて選択。)
解説:
メディア、ネットワーク、インスタンス、およびユーザー・エラーの障害には、ある程度のリカバリを含め、DBAが大いに介入する必要があります。メディア障害は、何らかの物理的トラブルが原因で、データベース稼動のために必要なファイルへの読み書きが妨害されてしまった場合に生じます。ファイルが事故的に消去されてしまったり、ディスク・ドライブのヘッドがクラッシュしたり、といった例が挙げられます。ネットワーク障害とは、電話回線が切断されたり、ネットワーク通信ソフトにエラーが生じた場合などに起こります。ネットワーク障害が起きると、クライアント・アプリケーションの正常な実行が妨げられ、プロセスが中断されるほか、分散トランザクションの2フェーズ・コミットが妨害される可能性があります。インスタンス障害は、データベースが利用できなくなった場合に起こります。停電、Oracleバックアップ・プロセスにおけるエラー発生、オペレーティング・システムのクラッシュなどハードウェアのトラブルといった例が挙げられます。ユーザー・エラーによる障害は、ユーザーが誤って表を削除または切り捨ててしまったり、間違ったデータ更新、削除、挿入などを行った場合に起こります。DROPやTRUNCATEなどのデータ定義言語(DDL)文を使用する場合、暗黙的なコミットが起こります。INSERT、UPDATE、またはDELETEのようなデータ操作言語(DML)文が使われる場合、ユーザーはCOMMITを発行して明示的且つ永久的にデータベースへの変更をコミットする必要があります。ユーザーがCOMMITを発行していない場合、エラーがロールバックされる可能性があります。明示的または暗黙的なコミットが実行されていない場合、ユーザー・エラーからのリカバリにDBAの介入は必要ありません。
文障害は、Oracleプログラム文が論理障害を招いた場合に起こります。
ユーザー・プロセス障害は、ユーザー・セッションが中断された場合に起こります。いずれの障害も、DBAによる介入は必要ありません。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – 障害のカテゴリ
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
Oracle 11G 問題24 / 30 REF:1Z0-052.18470
解説:
FAST_START_MTTR_TARGETパラメータはインスタンス・リカバリに必要な時間を示します。FAST_START_MTTR_TARGETパラメータは、インスタンス・クラッシュ後、データベースがリカバリするまでの平均時間を指定します。このシナリオでは、クラッシュから180秒以内にインスタンスがリカバリする必要があることがパラメータ設定により指定されています。FAST_START_MTTR_TARGETパラメータは、ここで指定された時間内にインスタンス・リカバリが行われるよう、その他の必要パラメータの値をすべて設定します。LOG_CHECKPOINT_INTERVALも指定する場合、LOG_CHECKPOINT_INTERVALパラメータ値が優先されます。
FAST_START_MTTR_TARGETパラメータは連続したチェックポイント間の時間差を表してはいません。連続した2つのチェックポイント間の時間差はLOG_CHECKPOINT_INTERVALパラメータを使用して設定されます。
FAST_START_MTTR_TARGETパラメータはインスタンス・リカバリ中に必要なI/Oの数ではありません。チェックポイント・プロセスの実行に必要なI/O数の指定には、FAST_START_IO_TARGETパラメータが使われます。インスタンス・リカバリ・フェーズの最中は、インスタンスが前回のチェックポイントまで回復する必要があるため、このパラメータはインスタンス・リカバリ・フェーズに直接影響します。
FAST_START_MTTR_TARGETパラメータはインスタンス・リカバリ中に必要なREDOバッファの数ではありません。必要なREDOバッファは、チェックポイントとインスタンス・クラッシュの間の時間差により決まります。
FAST_START_MTTR_TARGETパラメータはインスタンス・リカバリ中に必要なデータベース・ブロックの数ではありません。インスタンス・リカバリの際はデータベース・ブロックは必要ありません。REDOバッファとREDOブロックのみが必要となります。データベース・ブロックは、データファールからユーザーが読み出すデータのブロックです。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – MTTRアドバイザの使用
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
FAST_START_MTTR_TARGET
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/initparams.htm#84709
あなたはPRODデータベースで作業しています。データベースの初期化パラメータ・ファイルで、以下のパラメータを設定します。
このパラメータは、何を意味しますか?
FAST_START_MTTR_TARGET=180 |
このパラメータは、何を意味しますか?
解説:
FAST_START_MTTR_TARGETパラメータはインスタンス・リカバリに必要な時間を示します。FAST_START_MTTR_TARGETパラメータは、インスタンス・クラッシュ後、データベースがリカバリするまでの平均時間を指定します。このシナリオでは、クラッシュから180秒以内にインスタンスがリカバリする必要があることがパラメータ設定により指定されています。FAST_START_MTTR_TARGETパラメータは、ここで指定された時間内にインスタンス・リカバリが行われるよう、その他の必要パラメータの値をすべて設定します。LOG_CHECKPOINT_INTERVALも指定する場合、LOG_CHECKPOINT_INTERVALパラメータ値が優先されます。
FAST_START_MTTR_TARGETパラメータは連続したチェックポイント間の時間差を表してはいません。連続した2つのチェックポイント間の時間差はLOG_CHECKPOINT_INTERVALパラメータを使用して設定されます。
FAST_START_MTTR_TARGETパラメータはインスタンス・リカバリ中に必要なI/Oの数ではありません。チェックポイント・プロセスの実行に必要なI/O数の指定には、FAST_START_IO_TARGETパラメータが使われます。インスタンス・リカバリ・フェーズの最中は、インスタンスが前回のチェックポイントまで回復する必要があるため、このパラメータはインスタンス・リカバリ・フェーズに直接影響します。
FAST_START_MTTR_TARGETパラメータはインスタンス・リカバリ中に必要なREDOバッファの数ではありません。必要なREDOバッファは、チェックポイントとインスタンス・クラッシュの間の時間差により決まります。
FAST_START_MTTR_TARGETパラメータはインスタンス・リカバリ中に必要なデータベース・ブロックの数ではありません。インスタンス・リカバリの際はデータベース・ブロックは必要ありません。REDOバッファとREDOブロックのみが必要となります。データベース・ブロックは、データファールからユーザーが読み出すデータのブロックです。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – MTTRアドバイザの使用
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
FAST_START_MTTR_TARGET
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/initparams.htm#84709
Oracle 11G 問題25 / 30 REF:1Z0-052.18471
解説:
データベースにおけるチェックポイントの回数を調整するには、MTTRアドバイザを使用します。MTTRアドバイザは、データベースのワークロードに基づき、FAST_START_MTTR_TARGET初期化パラメータに最適な値を決定します。FAST_START_MTTR_TARGET初期化パラメータは、インスタンス・クラッシュの後、インスタンス・リカバリを実行するために必要な時間を秒で指定します。FAST_START_MTTR_TARGET初期化パラメータが設定された後、データベースのその他のパラメータはこのターゲットに合わせて自動的に調整されます。
セグメント・アドバイザを使用してチェックポイントの回数を調整することはできません。セグメント・アドバイザは、表、索引、セグメント、表領域などのオブジェクトにおいて、領域や領域のフラグメンテーションを確認するために使われます。また、セグメント・アドバイザは領域の使用量を削減するためオブジェクトを圧縮できるかどうか分析する際にも使われます。セグメント・アドバイザは、セグメント、表領域、およびオブジェクト・レベルで起動できます。
UNDOアドバイザを使用してチェックポイントの回数を調整することはできません。UNDOアドバイザはUNDO表領域の正しいサイズ設定をアドバイスします。
自動データベース診断モニター(ADDM)を使用してチェックポイントの回数を調整することはできません。ADDMはデータベースの管理において起こりうる一般的な問題についてアドバイスを集めるために使われます。ADDMにより検出される問題点にはCPUのボトルネック、負荷が大きいSQL文、I/O能力、その他のパフォーマンスに関する問題が含まれます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – MTTRアドバイザの使用
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28318-03
管理性 – バックアップおよびリカバリ – 平均リカバリ時間(MTTR)
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/mgmt_db.htm#616230
あなたは、生産データベースにおいてチェックポイントの頻度が原因で、コミットされていないデータ時折がデータファイルに書き込まれていることに気づきました。この問題を解決するため、チェックポイントの頻度を調整しようと思います。
この問題を解決できるのは、次のうちどのアドバイザですか?
この問題を解決できるのは、次のうちどのアドバイザですか?
解説:
データベースにおけるチェックポイントの回数を調整するには、MTTRアドバイザを使用します。MTTRアドバイザは、データベースのワークロードに基づき、FAST_START_MTTR_TARGET初期化パラメータに最適な値を決定します。FAST_START_MTTR_TARGET初期化パラメータは、インスタンス・クラッシュの後、インスタンス・リカバリを実行するために必要な時間を秒で指定します。FAST_START_MTTR_TARGET初期化パラメータが設定された後、データベースのその他のパラメータはこのターゲットに合わせて自動的に調整されます。
セグメント・アドバイザを使用してチェックポイントの回数を調整することはできません。セグメント・アドバイザは、表、索引、セグメント、表領域などのオブジェクトにおいて、領域や領域のフラグメンテーションを確認するために使われます。また、セグメント・アドバイザは領域の使用量を削減するためオブジェクトを圧縮できるかどうか分析する際にも使われます。セグメント・アドバイザは、セグメント、表領域、およびオブジェクト・レベルで起動できます。
UNDOアドバイザを使用してチェックポイントの回数を調整することはできません。UNDOアドバイザはUNDO表領域の正しいサイズ設定をアドバイスします。
自動データベース診断モニター(ADDM)を使用してチェックポイントの回数を調整することはできません。ADDMはデータベースの管理において起こりうる一般的な問題についてアドバイスを集めるために使われます。ADDMにより検出される問題点にはCPUのボトルネック、負荷が大きいSQL文、I/O能力、その他のパフォーマンスに関する問題が含まれます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – MTTRアドバイザの使用
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28318-03
管理性 – バックアップおよびリカバリ – 平均リカバリ時間(MTTR)
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/mgmt_db.htm#616230
Oracle 11G 問題26 / 30 REF:1Z0-052.18472
解説:
Oracleサーバーは、データに加えられた変更をREDOログ・ファイルに保存します。エラーが発生すると、データファイルにまだ書き込まれていないコミット済みのデータをリカバリするためにREDOログ・ファイルが使われます。REDOログ・ファイルに記録された変更には、まだコミットされていないトランザクション、UNDOセグメント情報、スキーマおよびオブジェクトの管理文が含まれます。REDOログ・ファイルはリカバリにのみ使用されます。
残りの解答はいずれも正しくありません。これらのファイルは、リカバリのためにデータに加えられた変更を保存しません。データファイルには、データベース内の実際のデータが含まれます。パラメータ・ファイルはOracleインスタンスの特性を定義します。制御ファイルは物理データベースの現在の状態を定義するバイナリ・ファイルです。バックグラウンド・トレース・ファイルはバックグラウンド・プロセスが検出したサポート情報のエラーを保存します。また、ユーザー・トレース・ファイルはトレースしたSQL文の統計、またはユーザー・エラーのメッセージを保存します。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – REDOログ・ファイル
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28318-03
Oracle Database概要 – Oracle Databaseアーキテクチャ – 物理データベース構造の概要 – オンラインREDOログ・ファイル
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/intro.htm#288250
Oracleサーバーは、リカバリ操作のためにデータに加えた変更をどこに保存しますか?
解説:
Oracleサーバーは、データに加えられた変更をREDOログ・ファイルに保存します。エラーが発生すると、データファイルにまだ書き込まれていないコミット済みのデータをリカバリするためにREDOログ・ファイルが使われます。REDOログ・ファイルに記録された変更には、まだコミットされていないトランザクション、UNDOセグメント情報、スキーマおよびオブジェクトの管理文が含まれます。REDOログ・ファイルはリカバリにのみ使用されます。
残りの解答はいずれも正しくありません。これらのファイルは、リカバリのためにデータに加えられた変更を保存しません。データファイルには、データベース内の実際のデータが含まれます。パラメータ・ファイルはOracleインスタンスの特性を定義します。制御ファイルは物理データベースの現在の状態を定義するバイナリ・ファイルです。バックグラウンド・トレース・ファイルはバックグラウンド・プロセスが検出したサポート情報のエラーを保存します。また、ユーザー・トレース・ファイルはトレースしたSQL文の統計、またはユーザー・エラーのメッセージを保存します。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – REDOログ・ファイル
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28318-03
Oracle Database概要 – Oracle Databaseアーキテクチャ – 物理データベース構造の概要 – オンラインREDOログ・ファイル
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/intro.htm#288250
Oracle 11G 問題27 / 30 REF:1Z0-052.18473
解説:
チェックポイントはFAST_START_MTTR_TARGETパラメータをゼロ以外の値に設定すると自動的に調整されます。チェックポイントはインスタンス・リカバリの所要時間を短縮し、データベース障害が発生してもデータが失われないことを保証する際に役立ちます。チェックポイントとは、変更されたデータをバッファ・キャッシュからディスクへ書き出すようにDBWnに通知するイベントです。ログ・スイッチが発生すると、CKPTはチェックポイント情報を使って制御ファイルとデータファイルを更新し、オンラインREDOログでインスタンス・リカバリを開始する場所を確認します。その後インスタンス・リカバリが開始されると、チェックポイントの位置とREDOログ・ファイルの最終点との間にあるトランザクションがデータファイルに適用されます。チェックポイントの頻度が多いと、インスタンス障害の後のリカバリにかかる時間が短縮されますが、データベースの全体的なパフォーマンスには逆効果ですを与えます。FAST_START_MTTR_TARGETパラメータは、インスタンス・リカバリの所要時間を秒で指定します。このパラメータがゼロ以外の値に設定されていると、データベースは目的に合わせてチェックポイントの頻度を調整します。
チェックポイントが発生すると、チェックポイント・プロセス(CKPT)がオンラインREDOログ・ファイルに情報を書き込む、という説明は間違いです。チェックポイントが起こると、CKPTは制御ファイルとデータファイルのヘッダーに情報を書き込みます。
FAST_START_MTTR _TARGETパラメータを0に設定するとチェックポイント機能は無効になる、という説明も間違いです。これは、チェックポイントの自動チューニング機能を無効にしますが、チェックポイントそのものを無効にするのではありません。
頻繁なチェックポイントを防ぐには、REDOログ・ファイルのサイズを増やすしか方法がない、という説明も間違いです。REDOログのサイズを増やすとチェックポイントの頻度を減少させることができますが、このほかにもFAST_START_MTTR_TARGETパラメータをMTTRアドバイザが推奨する値に設定することで、チェックポイントの頻度を減少させることができます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – MTTRアドバイザの使用
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
FAST_START_MTTR_TARGET
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/initparams.htm#84709
チェックポイントに関する正しい説明は、次のうちどれですか?
解説:
チェックポイントはFAST_START_MTTR_TARGETパラメータをゼロ以外の値に設定すると自動的に調整されます。チェックポイントはインスタンス・リカバリの所要時間を短縮し、データベース障害が発生してもデータが失われないことを保証する際に役立ちます。チェックポイントとは、変更されたデータをバッファ・キャッシュからディスクへ書き出すようにDBWnに通知するイベントです。ログ・スイッチが発生すると、CKPTはチェックポイント情報を使って制御ファイルとデータファイルを更新し、オンラインREDOログでインスタンス・リカバリを開始する場所を確認します。その後インスタンス・リカバリが開始されると、チェックポイントの位置とREDOログ・ファイルの最終点との間にあるトランザクションがデータファイルに適用されます。チェックポイントの頻度が多いと、インスタンス障害の後のリカバリにかかる時間が短縮されますが、データベースの全体的なパフォーマンスには逆効果ですを与えます。FAST_START_MTTR_TARGETパラメータは、インスタンス・リカバリの所要時間を秒で指定します。このパラメータがゼロ以外の値に設定されていると、データベースは目的に合わせてチェックポイントの頻度を調整します。
チェックポイントが発生すると、チェックポイント・プロセス(CKPT)がオンラインREDOログ・ファイルに情報を書き込む、という説明は間違いです。チェックポイントが起こると、CKPTは制御ファイルとデータファイルのヘッダーに情報を書き込みます。
FAST_START_MTTR _TARGETパラメータを0に設定するとチェックポイント機能は無効になる、という説明も間違いです。これは、チェックポイントの自動チューニング機能を無効にしますが、チェックポイントそのものを無効にするのではありません。
頻繁なチェックポイントを防ぐには、REDOログ・ファイルのサイズを増やすしか方法がない、という説明も間違いです。REDOログのサイズを増やすとチェックポイントの頻度を減少させることができますが、このほかにもFAST_START_MTTR_TARGETパラメータをMTTRアドバイザが推奨する値に設定することで、チェックポイントの頻度を減少させることができます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – MTTRアドバイザの使用
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
FAST_START_MTTR_TARGET
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/initparams.htm#84709
Oracle 11G 問題28 / 30 REF:1Z0-052.18474
解説:
ここでは、制御ファイル、データファイルのコピー、フラッシュバック・ログ、アーカイブREDOログ・ファイルをリカバリできます。フラッシュ・リカバリ領域でデータベースを構成すると、以下のファイルがフラッシュ・リカバリ領域にバックアップされます。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – フラッシュ・リカバリ領域の構成
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28318-03
バックアップおよびリカバリ – バックアップとリカバリの概要 – フラッシュ・リカバリ領域
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/backrec.htm#93302
3. Oracle Database管理者ガイド11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28310-03
Oracle Managed Filesの作成および使用の有効化 – DB_RECOVERY_FILE_DEST初期化パラメータの設定
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05760-03/omf.htm#83464
4. Oracle Databaseリファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
DB_RECOVERY_FILE_DEST
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/initparams.htm#81919
メディア障害が発生したため、データベースをリカバリする必要があります。DB_RECOVERY_FILE_DESTおよびDB_RECOVERY_FILE_DEST_SIZEパラメータを設定し、データベースのフラッシュ・バックアップおよびリカバリ方針が構成されました。
このフラッシュ・バックアップとリカバリ方針を使用してリカバリできるのは、次のうちどのファイルですか?(該当するものをすべて選択。)
このフラッシュ・バックアップとリカバリ方針を使用してリカバリできるのは、次のうちどのファイルですか?(該当するものをすべて選択。)
解説:
ここでは、制御ファイル、データファイルのコピー、フラッシュバック・ログ、アーカイブREDOログ・ファイルをリカバリできます。フラッシュ・リカバリ領域でデータベースを構成すると、以下のファイルがフラッシュ・リカバリ領域にバックアップされます。
- 現在の制御ファイル
- 制御ファイルとデータファイルのコピー
- フラッシュバック・ログ
- オンラインおよびアーカイブREDOログ・ファイル
- 制御ファイルの自動バックアップ
- バックアップ・ピース
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 – フラッシュ・リカバリ領域の構成
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Database 概要11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28318-03
バックアップおよびリカバリ – バックアップとリカバリの概要 – フラッシュ・リカバリ領域
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/backrec.htm#93302
3. Oracle Database管理者ガイド11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28310-03
Oracle Managed Filesの作成および使用の有効化 – DB_RECOVERY_FILE_DEST初期化パラメータの設定
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05760-03/omf.htm#83464
4. Oracle Databaseリファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
DB_RECOVERY_FILE_DEST
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/initparams.htm#81919
Oracle 11G 問題29 / 30 REF:1Z0-052.18480
解説:
データベースのアーカイブ・ログ・ファイルの保存先を指定する際に使用するのはLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータです。このパラメータを使用すると、アーカイブ・ログの格納場所を最大で10個まで指定できます。nは1~10の値となります。これらパラメータを使用してスタンバイ・データベースのアーカイブ・ログの保存先を指定する場合、ローカルまたはリモートのいずれでもかまいません。
ARCHIVE_LOG_DEST_nパラメータは、アーカイブ・ログ・ファイルの場所を指定するために使用されません。ARCHIVE_LOG_DEST_nパラメータはOracleには存在しない無効なパラメータです。
LOG_ARCHIVE_FORMATパラメータは、アーカイブ・ログ・ファイルの場所を指定するために使用されません。LOG_ARCHIVE_FORMAT パラメータは、データベースのアーカイブ・ログ・ファイルのデフォルトのファイル名書式を指定します。
DB_CREATE_FILE_DESTパラメータは、アーカイブ・ログ・ファイルの場所を指定するために使用されません。DB_CREATE_FILE_DESTパラメータは、Oracle Managed Filesを使用する際、データベース内でデータファイルのデフォルトの保存場所を指定します。また、DB_CREATE_ONLINE_LOG_DESTパラメータが設定されていない場合、このパラメータはデータベース内の制御ファイルおよびオンラインREDOログ・ファイルの場所も指定します。
DB_CREATE_ONLINE_LOG_DESTパラメータは、アーカイブ・ログ・ファイルの場所を指定するために使用されません。DB_CREATE_ONLINE_LOG_DESTパラメータは、Oracle Managed Filesを使用する際、データベース内で制御ファイルおよびオンラインREDOログ・ファイルのデフォルトの保存場所を指定します
DB_ARCHIVE_MIN_SUCCEED_DESTパラメータは、アーカイブ・ログ・ファイルの場所を指定するために使用されません。DB_ARCHIVE_MIN_SUCCEED_DESTパラメータは、オンラインREDOログ・ファイルが再利用可能となる前にアーカイブ機能が成功する必要のあるアーカイブ・ログの保存場所の最低数を指定します。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第15章:データベースのバックアップの実行 – アーカイブ・ログ・ファイルネーミングおよびターゲット・データベース
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
LOG_ARCHIVE_DEST_n
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/initparams.htm#88066
データベースをARCHIVELOGモードで実行するよう変更しました。アーカイブ・モードを変更した後、アーカイブ・ログ・ファイルの保存先を指定しようと思います。
データベースのアーカイブ・ログ・ファイルの格納場所を指定する際に使用するのは、どの初期化パラメータですか?
データベースのアーカイブ・ログ・ファイルの格納場所を指定する際に使用するのは、どの初期化パラメータですか?
解説:
データベースのアーカイブ・ログ・ファイルの保存先を指定する際に使用するのはLOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータです。このパラメータを使用すると、アーカイブ・ログの格納場所を最大で10個まで指定できます。nは1~10の値となります。これらパラメータを使用してスタンバイ・データベースのアーカイブ・ログの保存先を指定する場合、ローカルまたはリモートのいずれでもかまいません。
ARCHIVE_LOG_DEST_nパラメータは、アーカイブ・ログ・ファイルの場所を指定するために使用されません。ARCHIVE_LOG_DEST_nパラメータはOracleには存在しない無効なパラメータです。
LOG_ARCHIVE_FORMATパラメータは、アーカイブ・ログ・ファイルの場所を指定するために使用されません。LOG_ARCHIVE_FORMAT パラメータは、データベースのアーカイブ・ログ・ファイルのデフォルトのファイル名書式を指定します。
DB_CREATE_FILE_DESTパラメータは、アーカイブ・ログ・ファイルの場所を指定するために使用されません。DB_CREATE_FILE_DESTパラメータは、Oracle Managed Filesを使用する際、データベース内でデータファイルのデフォルトの保存場所を指定します。また、DB_CREATE_ONLINE_LOG_DESTパラメータが設定されていない場合、このパラメータはデータベース内の制御ファイルおよびオンラインREDOログ・ファイルの場所も指定します。
DB_CREATE_ONLINE_LOG_DESTパラメータは、アーカイブ・ログ・ファイルの場所を指定するために使用されません。DB_CREATE_ONLINE_LOG_DESTパラメータは、Oracle Managed Filesを使用する際、データベース内で制御ファイルおよびオンラインREDOログ・ファイルのデフォルトの保存場所を指定します
DB_ARCHIVE_MIN_SUCCEED_DESTパラメータは、アーカイブ・ログ・ファイルの場所を指定するために使用されません。DB_ARCHIVE_MIN_SUCCEED_DESTパラメータは、オンラインREDOログ・ファイルが再利用可能となる前にアーカイブ機能が成功する必要のあるアーカイブ・ログの保存場所の最低数を指定します。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第15章:データベースのバックアップの実行 – アーカイブ・ログ・ファイルネーミングおよびターゲット・データベース
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle Databaseリファレンス11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28320-01
LOG_ARCHIVE_DEST_n
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05771-03/initparams.htm#88066
Oracle 11G 問題30 / 30 REF:1Z0-052.18484
解説:
データベースがNOARCHIVELOGモードで実行されているときは、データベースを停止せずにデータベースのバックアップを取ることはできません。NOARCHIVELOGモードで実行しているデータベースは、常に停止してからバックアップを行います。データベースがオープンなときにバックアップを行うと、データベースを一貫した状態に戻すREDOログ・ファイルが存在しないため、作成されたバックアップは無効となり、リカバリに使用できません。
制御ファイルが1つしかないデータベースは、ARCHIVELOGモードで実行されていればデータベースを停止しなくてもバックアップを取ることができます。データベースのイメージ・コピー・バックアップ、およびデータファイルと制御ファイルが同期されていない場合のデータベースのバックアップも、データベースを停止せずに実行することができます。
REDOログ・ファイルが2つしかないデータベースは、ARCHIVELOGモードで実行されていればデータベースを停止しなくてもバックアップを取ることができます。
ARCHIVELOGモードで実行しているデータベースは、シャットダウンせずにバックアップすることが可能です。
データベースがオープン状態のときは、データベースのSYSTEM表領域をバックアップすることができます。SYSTEM表領域は、SYSTEM表領域をオンライン・バックアップ・モードに切り替えてデータベースをオンラインにし、SYSTEM表領域に属するデータファイルをコピーすれば、バックアップを取ることができます。
読取り専用表領域は、データベースがオープン状態のときでもバックアップ可能です。表領域は読取り専用のため、表領域には何の変更も加えられないため、オンライン・バックアップ・モードに表領域を配置する必要はありません。読取り専用表領域のバックアップを取るには、この表領域に属するデータファイルのコピーを取る必要があります。
ディクショナリ管理表領域は、データベースがオープン状態の場合でもバックアップ可能です。ディクショナリ管理表領域のバックアップを取るには、表領域をオンライン・バックアップ・モードに切り替え、該当ファイルをコピーします。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 - ARCHIVELOGモードの有効化
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第15章:データベースのバックアップの実行 – 用語
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
3. Oracle Database管理者ガイド11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28310-04
NOARCHIVELOGとARCHIVELOGモードの選択
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/consist.htm#294994
データベースを停止せずにバックアップを作成できないのは、次のうちどのシナリオですか?
解説:
データベースがNOARCHIVELOGモードで実行されているときは、データベースを停止せずにデータベースのバックアップを取ることはできません。NOARCHIVELOGモードで実行しているデータベースは、常に停止してからバックアップを行います。データベースがオープンなときにバックアップを行うと、データベースを一貫した状態に戻すREDOログ・ファイルが存在しないため、作成されたバックアップは無効となり、リカバリに使用できません。
制御ファイルが1つしかないデータベースは、ARCHIVELOGモードで実行されていればデータベースを停止しなくてもバックアップを取ることができます。データベースのイメージ・コピー・バックアップ、およびデータファイルと制御ファイルが同期されていない場合のデータベースのバックアップも、データベースを停止せずに実行することができます。
REDOログ・ファイルが2つしかないデータベースは、ARCHIVELOGモードで実行されていればデータベースを停止しなくてもバックアップを取ることができます。
ARCHIVELOGモードで実行しているデータベースは、シャットダウンせずにバックアップすることが可能です。
データベースがオープン状態のときは、データベースのSYSTEM表領域をバックアップすることができます。SYSTEM表領域は、SYSTEM表領域をオンライン・バックアップ・モードに切り替えてデータベースをオンラインにし、SYSTEM表領域に属するデータファイルをコピーすれば、バックアップを取ることができます。
読取り専用表領域は、データベースがオープン状態のときでもバックアップ可能です。表領域は読取り専用のため、表領域には何の変更も加えられないため、オンライン・バックアップ・モードに表領域を配置する必要はありません。読取り専用表領域のバックアップを取るには、この表領域に属するデータファイルのコピーを取る必要があります。
ディクショナリ管理表領域は、データベースがオープン状態の場合でもバックアップ可能です。ディクショナリ管理表領域のバックアップを取るには、表領域をオンライン・バックアップ・モードに切り替え、該当ファイルをコピーします。
参考資料:
1. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第14章:バックアップおよびリカバリの概念 - ARCHIVELOGモードの有効化
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
2. Oracle University - Oracle Database 11g:管理ワークショップI – 第15章:データベースのバックアップの実行 – 用語
D50102GC10
エディション1.0
2007年9月
D52684
3. Oracle Database管理者ガイド11gリリース1 (11.1)
部品番号 B28310-04
NOARCHIVELOGとARCHIVELOGモードの選択
http://otndnld.oracle.co.jp/document/products/oracle11g/111/doc_dvd/server.111/E05765-03/consist.htm#294994
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